ちばとぴ!
ちばとぴ!

銚子電気鉄道 旋風編-ジョイフルトレイン『次郎右衛門』&犬吠崖っぷちライン-

  2025/4/29 更新
ポスト シェア シェア 送る

 銚子電気鉄道(以下、銚子電鉄)は、“フラッグシップ”と位置づけた22000形(元南海電気鉄道22000系→2200系)が2024年3月29日(金曜日)にデビュー。待望の2編成目は趣(おもむき)を変えたジョイフルトレイン『次郎右衛門』として、2025年4月1日(火曜日)に営業運転を開始した。『次郎右衛門』の概要、路線愛称「犬吠崖っぷちライン」も含めた銚子電鉄の現状について、竹本勝紀社長にお伺いした。

クラウドファンディング、目標額達成前から改造に着手

840202504291740340.jpg
『次郎右衛門』のヘッドマーク。
 22000形が2024年3月29日(金曜日)にデビューすると、「シニアモーターカー」というシャレたネーミング(竹本社長によると、現有車両すべてがシニアモーターカーだという)、南海電気鉄道(以下、南海電鉄)デビュー時のカラーリング、22000系としてデビューしたときの車両番号がよみがえったことも相まって、大きな反響を呼んだ。関西のレールファンのほか、南海電鉄社員も駆けつけるほどで、“鉄道そのものが観光地”と化したのだ。

 デビュー後、1号車の乗務員室に南海ホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)のユニホームのぬいぐるみを置き、“昭和の古き良き時代”を醸し出す。

 銚子電鉄は車両の運行スケジュールを公表しない方針とはいえ、22000形が動いていない日、もしくは朝運用終了時は、仲ノ町車庫に“実質展示”といえることから、“会いに行けるアイドル”と化した。

 2編成目は竹本社長の理想通り、ジョイフルトレイン(竹本社長は「観光列車」と称している)として、車内を改装することになった。2000形第1編成の晩年は『大正ロマン電車』に改装され、3月15日(金曜日)に廃車。『次郎右衛門』はその系譜を継ぐ。

 ただ、改装するには約1300万円(実際はもっとかかったという)の費用を要することから、クラウドファンディングで支援を募ることにした。12月1日(日曜日)から2025年1月15日(水曜日)まで、目標金額の1000万円を上回る1201万569円が集まった。改造ならびに、改装工事については、目標金額達成前から始めている。

紀州の薫りをブレンド

840202504291742330.jpg
南海電鉄7100系のジョイフルトレイン『めでたい電車』の「かい」編成。
『次郎右衛門』の名の由来は紀州出身の漁師、﨑山次郎右衛門。ある日、地元の紀州で漁業中、海難にあい、銚子の人々に助けられた。感銘を受けた﨑山次郎右衛門は銚子に移住し、1656年、紀州の漁師約140人を呼び寄せてイワシ漁を開始。併せて、漁業技術の伝承、漁港の建設に尽力し、1667年に外川町の街づくりが完成したという。ちなみに外川駅から徒歩5分の大杉神社に﨑山次郎右衛門碑があり、“銚子の英雄”として後世に語り継がれる。

 竹本社長によると、『次郎右衛門』のインテリアデザインは、あるSNSユーザーから南海電鉄7100系のジョイフルトレイン『めでたい電車』の「かい」編成の情報を受けたという。さらに南海2200系のジョイフルトレイン『天空』も参考、2023年11月5日(日曜日)に和歌山電鐵と「あきらめたらおしまい(姉妹)鉄道提携」の締結調印をしたこともあり、姉妹提携を想起させる内装にした。

『めでたい電車』は加太線(南海本線和歌山市―紀ノ川間も含む)と和歌山港線、『天空』は高野線橋本―極楽橋間で運転。和歌山電鐵は南海電鉄貴志川線を引き継いだもので、すべて紀州(和歌山県)という共通点がある。

エクステリア

840202504291745220.png
22000形ジョイフルトレイン『次郎右衛門』の軌跡。
『次郎右衛門』は「“内装のほうに力を入れよう”という思いがあって」(竹本社長談)ということで、カラーリングは南海の現行塗装(明るいグレーをベースに、ブルーとオレンジの帯。1992年から実施)のままにした。車体側面の「NANKAI」のロゴとレタリングもそのまま使用する。ちなみに南海電鉄22000系時代も現行塗装を身にまとっていた。

 南海電鉄2200系と異なる点は貫通扉に車両番号が表示されていないこと。南海電鉄22000系時代も登場時のカラーリング、現行塗装とも、貫通扉に車両番号が表示されておらず、細かいところまで22000系を再現した。

 車掌側(運転士〔運転台〕側の向かい側をさす)は「ワンマン」のステッカーを貼付。1編成目は下に貼付されていたが、2編成目の『次郎右衛門』は後述の展望席を設けたことから上に変更した。

 機器類、台車などの下回りは1編成目と同様に南海電鉄時代の2Mから1M1Tにした(Mは電動車、Tは付随車、数字は両数)。竹本社長によると、電動車の数を減らし、直流600ボルトも相まって、20パーミルの勾配を登るだけでも“重労働”だという。

1号車は陸をイメージしたデザイン

840202504291747040.jpg
1号車の車内。
 銚子電鉄は上り銚子方先頭車を1号車としている。JR東日本の特急〈しおさい〉を例にあげると、上り東京方先頭車を1号車、下り銚子方先頭車を6号車にしているので、合わせたのだろう。

 銚子方の先頭車は陸をイメージしたもので、シートモケットの座面は茶色、背もたれは水色で、ひまわりのイラストを組み合わせた。ひまわりの種の部分は、ぬれ煎餅(せんべい)をイメージしており、遊び心や銚子電鉄の名物を表している。

 車椅子スペース&ベビーカースペースは着脱式テーブルの装着を可能としており、物販を想定しているようなつくりだ。また、猫のイラストがあり、乗降用ドアには弁当箱が描かれている。床は猫のあしあとがつき、乗務員室付近まで続く。床は乗務員室も含め、道を連想させるような白茶色(しらちゃいろ)で、落ち着いた雰囲気を演出している。

 乗務員室の車掌側に2人掛けの展望席を設置。座席のデザインは『天空』に準拠した。乗車券のみで乗れるので、“早い者勝ち”の特等席である。その後ろはロングシートで、後述の2号車も含め、乗降用ドア付近にコンセントを設けた。

 運転士側にはロングシートを撤去し、カウンターテーブルを設けた。ただ、使い道については特に決めていないという。例えば立ち話をしながら、お茶やジュースなどの飲み物を置く、カメラを置いて車窓を撮影(動画も含む)するなど、ユーティリティースペースとして機能するだろう。その下は“暖房跡地”で、車両の構造上、完全に撤去することができなかったという。

 吊り手は車端部を除き、木製に取り換え。関西ではなじみ深い円形を中心に、猫の吊り手を9つ設けた。楕円形なので円形に比べ握りやすい。車端部は関東でおなじみの握りやすい三角形に取り換えた(一般席側は白、優先座席側はオレンジ)。

2号車は海をイメージしたデザイン

840202504291750210.jpg
2号車の車内。
 外川方の先頭車は海をイメージしたもので、シートモケットの座面は青色、背もたれは水色で、銚子の海(太平洋)を軽快に泳ぐ魚のイラスト、「Welcome to Choshi」の英文字を組み合わせた。床は乗務員室も含め空色で、3000形澪つくし号のカラーリングを帯として添えている。

 2号車と同様、乗務員室の車掌側に2人掛けの展望席、運転席側にはカウンターテーブルを設置。車椅子スペースには猫、付近の乗降用ドアには魚が泳ぐイラストを添えた。併せて、この部分の吊り手を円形から三角形に取り換えた。

「“銚子といえば猫”だと。“魚あるところ猫あり”ということわざはないですけど、そのような思いから、“魚と猫”という、銚子にゆかりの深い生き物にしたというわけでして」

 と竹本社長が自負する。乗降用ドアが開くと、「猫が魚をつかまえる」(竹本社長談)ようなイメージにした。

 車端部の海側は『天空』をモチーフにしたボックスシート。折り畳み式のテーブルつきで、家族連れやグループにぴったりの座席だ。

「ボックスシートには折り畳み式のテーブルがあるので、できれば当社の駅弁(チョウシ・デンテツ弁当。2025年2月8日〔土曜日〕から、週末限定で犬吠駅売店にて販売)などを買っていただければありがたいかなという思いですね」

 向かい側はカウンターテーブルを設置。乗務員室付近以外の吊り手は木製に取り換え。魚の形をした楕円形である。

 各車ともワンマン運転対応の設備として、整理券発行機、運賃箱、LCD式の旅客情報案内装置を設けた。

中小私鉄のジョイフルトレインは“気軽に乗れる列車”がいい

840202504291752550.jpg
和歌山電鐵2270系のジョイフルトレイン『たま電車』。
「基本ロングシートですけど、いちおう、観光車両。そう考えると、“観光車両”と言っていいですか?」

 車内見学後、竹本社長が私にきいてきた。

「おカネ(特別料金)取って、食事を豪華にさせるところがありますけど、あれって一過性に過ぎないんですよね。ようは“それしか乗らない”というリピーターがいる。やはり、“普段の列車(定期列車)に乗らないと、なんの意味もない”というのが私の考えですから」

 私はそう答えた。『次郎右衛門』は大幅な改造を施した車両ではないが、銚子電鉄が「観光列車」と宣伝する以上、れっきとしたジョイフルトレインなのだ。しかも、運転日非公表ながら、乗車券のみで乗れる気軽さがいい。

 姉妹提携を結ぶ和歌山電鐵は、2270系の大半をジョイフルトレインに改造。乗車券のみで乗れることから、好評を博している。

 熊本電気鉄道も2014年3月14日(金曜日)から『くまモンのラッピング電車』の運行を開始。1号車(1編成目。2020年11月27日〔金曜日〕をもって運転終了)の6000形を皮切りに、2・3号車(2・3編成目)の01形、4号車(4編成目)の03形と続く。車内外とも、くまモンワールド満載で、こちらも乗車券のみで乗れる。

 中小私鉄(国鉄・JR線を引き継いだ第3セクター鉄道も含む)の一部は「観光列車」と銘打ち、豪華な食事つきのジョイフルトレインを導入したが、慢性的な赤字に悩まされているところが多い。特に長良川鉄道は既存車両を改造し、上記と同じジョイフルトレイン『ながら』を2016年4月27日(水曜日)に運行を開始したが、利用客増加に結びつかず、2025年3月に入ると一部区間廃止検討の一報が流れた。ジョイフルトレインは逆転満塁本塁打になるほどの効果がなかったといえる。

 私見ながら、中小私鉄のジョイフルトレインは、“乗車券だけで「観光気分が味わえる」、もしくは「庶民的なつくり」のジョイフルトレイン”がよいのではないだろうか。

2016年以来、9年ぶりの4編成体制に

840202504291757120.jpg
仲ノ町車庫で22000形そろい踏み。
 銚子電鉄にとっては2016年以来、9年ぶりの4編成体制にしたことで、以前の運転本数に戻せる状況となった。ただ、竹本社長は慎重な様子である。

 理由が2つあり、1つ目は貸切列車の運行に影響を与えること。現在、下り列車は笠上黒生で停車時間をとっており、貸切列車の行き違い待ちを想定したダイヤの模様。

 2つ目は平日閑散期の利用客が少ないこと。検査による車両数の不足が影響し、2013年11月21日(木曜日)のダイヤ改正で運転本数を33往復から21往復に減らすと、1日の利用客数も8往復分減る事態となった。

「4割減便したら、4割そのまんま減っちゃったんですよ」

 竹本社長は1~2割の利用客減少を見込んでいたそうだが、大幅に上回ってしまい、“「誤算」という名の辛酸をなめる”とは想定外だった。かと言って、元の1時間2往復態勢に戻したとしても、1日の利用客数が元に戻る保証もない。

 ただ、「今のダイヤ(定期列車)を維持するためには、4編成って必要なんですよ」と力説する。

 3編成だと、1編成が検査の際、2編成でまかなうことになる。朝の時間帯は2編成で運用し、予備車がない状況となる。4編成体制にすることで、朝の時間帯でも予備車が確保できるほか、土休といった書き入れ時に臨時列車を設定しやすくなる。

 今後は現有車両の塩害対策として、サビキラーを施す意向がある。すでに外川駅に静態保存されている800形が施され、往年の姿を取り戻した。

「犬吠崖っぷちライン」の真意

840202504291759050.jpg
『次郎右衛門』は2025年4月1日(火曜日)から4月19日(土曜日)まで、リレーヘッドマークを掲出。
 銚子電鉄は2025年4月1日(火曜日)から路線愛称「犬吠崖っぷちライン」の使用を開始した。当初、X(旧Twitter)のポスト(旧ツイート)で「路線名変更」を記述していたが、翌日に「路線名愛称」と修正しており、人によっては情報が錯綜(さくそう)する展開となった。路線名を変更するには国土交通省の承認がないと使えないのに対し、路線愛称は企業のトップなどが承認したら、すぐにでも使えるからだ。

 3月28日(金曜日)に取材した際、竹本社長は崖っぷちな状況を明かした。

「“経営の安全”と“運行の安全”はトレードオフ関係(一方を追求すると他方を犠牲にすること)にあるので、安全を確保するために最大限のお金を投入すると、経営がおかしくなって、経営の安全性が落ちてしまう。さらにウチは(鉄道事業のほか)食品メーカーなので、“食の安全”ということで、3つの安全ですよ。“食の安全”、“運行の安全”、“経営の安全”です」

 “運行の安全”について例をあげると、鋼製車体はアルミやステンレスに比べて重いため、可能な限りの資金をさいて、保線にお金をかける状況だという。2009年以前は単行運転(1両)をメインとしていたが、2016年2月29日(月曜日)以降は全列車2両運転のため、軌道への負担が増したのだろう。

 近年はパンドロール締結装置(ボルトを使用しないレール締結装置)を導入して、軌道変位(線路の幅が基準値を超えてしまうこと)による脱線事故の防止に努めている。銚子電鉄の大きな柱でもある、ぬれ煎餅、まずい棒の利益は線路の安全面に投資している。

 さらに銚子―仲ノ町間の一部はJR東日本エリアのため、賃借料を払っている。銚子駅の銚子電鉄ホームの先に総武本線120キロポストが立つほか、同区間唯一の踏切、妙見堂踏切はJR東日本が所有しているからだ。「踏切はJR東日本、通過する列車と架線電圧の直流600ボルトは銚子電鉄」という、トリビアネタになりそうな踏切である。

 銚子電鉄の鉄道事業としての赤字額は1億円以上で、その分をぬれ煎餅などの副業で埋めるよう努めているが、それでも埋めきれない部分は国、千葉県、銚子市から補助を受けている。設備投資の3分の2を補助に頼り、3分の1を自社負担としているのが現状だ。さらに近年は物価の高騰、最低賃金の上昇で、副業が収益でまかなえなくなる恐れもあるという。

「社会的費用を上回る社会的便益を生み出していかないと、お返ししていかないと、(銚子電鉄が)なくなっちゃう。そのためには利益を出してゆく」(竹本社長談)

 売り上げ目標をしっかり立て、永年存続に向け、キャッチフレーズ通りの「絶対に諦めない」鉄道を目指してゆく。また、ぬれ煎餅やグッズなどは銚子電鉄ホームページの直営オンラインショップでも購入できる。銚子電鉄永年存続への道は、「乗って残そう」のほか、「食べて残そう」「集めて残そう」もある。読者の皆様も直営オンラインショップにアクセスしてみてはいかがだろうか。

 欲を言うならば、銚子市が銚子駅周辺に東横イン、快活CLUBなどの誘致をすることも一考だ。実現すると、お泊まりの旅行客、初日の出の見物客など、観光客の増加、銚子電鉄の利用客増加が期待できる。

南海電鉄22000系ズームカーグループの現状

840202504291801080.jpg
熊本電気鉄道3代目200形。移籍に際し、前面デザイン変更や3ドア化改造などを受けた。
 南海電鉄22000系ズームカーは1969年に登場し、1972年まで16編成32両を投入。車体は1両17メートル、2ドア、ロングシートの通勤形電車で、高野線河内長野―極楽橋間の直通運転に対応した。その後、河内長野―橋本間の改良工事などにより、17メートル車専用区間は徐々に短縮。1992年11月10日(火曜日)のダイヤ改正で、なんば―橋本間は20メートル車の運転が可能になった。なお、橋本―極楽橋間は急勾配、急曲線が多く、現在も1列車につき最大4両という制約がある。

 1993年度から1995年度にかけて、12編成を対象に車体の老朽化した部分の修復、車両の近代化、保守の容易化に対応するため、リニューアルを実施。引き続き高野線橋本―極楽橋間で使用する3編成を2200系、加太線などの支線及び高野線汐見橋―岸里玉出間用の3編成を2230系、貴志川線用(先述した通り、現在は和歌山電鐵が運営)の6編成を2270系に分けた。

 なお、2200系は1997年に支線及び高野線汐見橋―岸里玉出間に転用。2009年に1編成をジョイフルトレイン『天空』に改造され、高野線橋本―極楽橋間の運用に復帰した。

 リニューアルの対象から外れた4編成のうち、1編成は熊本電気鉄道に移籍し、3代目200形として、1998年から2019年まで運用。3編成は22000系ズームカーのまま、1997年から1998年にかけて廃車解体された。

 2025年4月現在、南海電鉄22000系ズームカーグループで活躍が続くのは、南海電鉄2200系『天空』、和歌山電鐵2270系、銚子電鉄22000形の計18両である。

2025年春、移籍車両が続々デビュー

840202504291802490.png
左から能勢電鉄7200系2両車、西武鉄道8000系、ひたちなか海浜鉄道キハ100形。
 2025年春は増備車も含め移籍車両が続々デビューする。

 先陣を切ったのは関西の能勢電鉄の7200系(元阪急電鉄7000系)増備車で、妙見線山下―妙見口間の折り返し列車用として初の2両車となった。車体は「日常にイロドリを。」をテーマにしたラッピングが施され、『茜音(あかね)』『藍彩(あい)』と名づけた。

 関東では西武鉄道のサステナ車両(他社から譲受したVVVFインバータ制御の車両で、西武鉄道独自の呼称)第1弾として、小田急電鉄8000形が「8000系」として国分寺線に導入され、5月の運行開始を予定している。将来は東急電鉄9000系の一部も西武鉄道に移籍し、VVVFインバータ制御車の統一を目指す。

 ひたちなか海浜鉄道もJR東日本キハ100形を3両導入し、1両を『ほしいも列車王国ラッピングトレイン』として装いを新たにする。これに伴い、前身の茨城交通時代から走り続けたキハ205、三木鉄道(2008年4月1日〔火曜日〕付で廃止)から移籍のミキ300形がお役御免となった。

 特にミキ300形は2024年10月6日(日曜日)に営業運転を終了し、10月7日(月曜日)付で廃車。吉田千秋社長によると、「ミキ300については、部品取りの要請などがあれば対応、その後信頼のできる方に保存用にお渡しできれば、と考えています」の由(よし)。保存用の場合、次の移籍先にも注目を集めそうだ。

【取材協力:銚子電気鉄道、能勢電鉄、西武鉄道、ひたちなか海浜鉄道】
岸田法眼の鉄道チャンネル
岸田法眼の鉄道チャンネル
『Yahoo! セカンドライフ』(ヤフー刊)の選抜サポーターに抜擢され、2007年にライターデビュー。以降はフリーのレイルウェイ・ライターとして鉄...
プロフィールや他の投稿を見る
このニュース記事をお気に入り登録:

ポスト シェア シェア 送る

東武鉄道80000系-人と地球によりそう電車-

メディア 鉄道 野田市
2025/2/19    2190

京成電鉄2代目3200形-人と環境にやさしいフレキシブルな車両-

メディア 鉄道 酒々井
2025/1/29    1960

さらば 銚子電気鉄道1000形

メディア 鉄道 銚子
2025/1/17    1489

東武鉄道と京成電鉄の令和6年6月6日記念乗車券は、車両番号の一部分「666」にチューモーク!

メディア 鉄道
2024/6/4    2119

同じカテゴリーのニュース記事

2024年3月29日(金曜日)開幕!! 銚子電気鉄道22000形シニアモーターカー

メディア 鉄道 銚子
2024/3/29    5906

銚子電気鉄道の新戦力、南海電気鉄道2200系

メディア 鉄道 銚子
2023/8/20    5250

さらば 銚子電気鉄道1000形

メディア 鉄道 銚子
2025/1/17    1489