ちばとぴ!
ちばとぴ!

御宿町でeスポーツ×観光とプラスアルファの新たな取り組み

  1179
  2025/6/2
ポスト シェア シェア 送る

5月3日の御宿ホールは熱狂の声と共に熱気に包まれていました。
開催されていたのは人気パズルゲーム「ぷよぷよ」と「テトリス」の腕を争う大会「御宿ぷよテト祭り」です。

賞品が御宿町特産の「伊勢えび2匹セット」や「エネリッシュ1ケース」など豪華なこの大会は参加選手も豪華で、参加者約60名のうち7名がプロ選手だったそう。
選手たちはテトリス部門・ぷよぷよ部門・2on2 部門の3部門で技術を競いあい白熱した戦いが繰り広げられました。

今回は「御宿ぷよテト祭り」の立役者のお二人、主催者で「EYE・ON」代表の松崎さんとゲストで公認プロの飛車ちゅうさんと対談をしました。

想定以上の嬉しい反響、ハイレベルな戦いへ

692202505202048290.jpg
飛車ちゅう:
松崎さんと「このくらい来たらいいよね」と話をしていたのですが、実際は想定よりも、はるかに多くの方々が参加を表明してくださり、予定していたトーナメントの枠が、あっという間に埋まってしまいました。他の大会では、早いうちには参加枠は埋まらず、直前にエントリーをされることが多いので、こういったことはなかなかありません。

ありがたいことに早い段階でエントリー枠が埋まってしまったため、少しでも多くの方が参加できるように枠を増やすことになりました。想定以上に参加してくれたことは、とても嬉しかったです。

今回の大会は、選手として有名プレイヤーやプロ選手が何名も来てくださった事もあり、とてもハイレベルな大会になったと思います。大会の盛り上がり方としても、その点がとても印象的でした。

発見「ぷよテトの魅力」と他のゲームタイトルでは見ない盛り上がり

692202505202048170.jpg
筆者:
私は、「ぷよぷよ」や「テトリス」はあまりプレイをしてこなかったので、今回の様な機会をいただき、皆さんのプレイを見ることが出来たことで、改めてぷよぷよとテトリスの魅力に気付かされたと思っています。これはやはり、プロの選手が多いからその魅力が前に押し出されたという感じでしょうか。

飛車ちゅう:
そうですね。やはり、プロ選手がいると大会は盛り上がりやすいですね。
面白いのが、プロ選手に勝ってもプロ選手に負けてもどちらになっても会場が盛り上がります。特に、プロ選手が負けてしまった時の番狂わせが起きたみたいな所が盛り上がる所ですね。あとは、みんなが知っている人が参加した時はその人の勝ち負けが注目されがちになるのでそう言った有名選手が来ると盛り上がるのだろうなと思います。

EYE・ON活動秘話「活動開始から開催までの道のり」

EYE・ON代表 松崎:
活動のスタートは高齢者向けの取り組みとして始めました。
パズルゲームやリズムゲームなどが、フレイル予防や認知機能の低下の予防に効果があるらしく、御宿町が千葉県で一番高齢化率が高いことから何かできないかと考えていました。
ちょうどそのタイミングに液晶メーカーであるJAPANNEXTさんがいすみ市に本社が移転。御宿町はいすみ市の隣町なので協力も頼めるのではないかと考えました。
さらに、御宿町に中央国際高等学校と言う通信制の高校があるのですが、そこの提携校として渋谷にあるeスポーツ高等学院の存在がありました。これらのことから、御宿町ならではの他にない環境がここにはあると思いました。
まず、第一歩として扱うゲーム。歴史が長く自身が子供の時からプレイをしていた「ぷよぷよ」が適していると考えました。自身がプレイしている事もあり、「ぷよぷよ」であればお年寄り向けとか、初心者向けとして私でも一緒に出来るなという見込みもあったのです。

私自身もプレイヤーとして様々なイベントに参加をしていく中、千葉市で開催されていたイベントで飛車ちゅうさんを始め、色々な方と知り合うことが出来ました。
こうして様々なプレイヤーさんとの交流を深めて行く中で、高齢者向けだけじゃなく、競技者向けのイベントも良いのではないかと思うようになりました。
昨年のイベントを開催する前には前述のイベントにて御宿町のイベントを宣伝する機会をいただけました。
その時は飛車ちゅうさんもおり、様々なアドバイスをいただき、 その場で内容を変更して、参加者に好評なイベントを開催することが出来ました。昨年のイベントが成功に終わったことで、今年は昨年の反省点を活かしさらに規模を拡大することが出来ました。

飛車ちゅう:
eスポーツの大会設営するにあたって、モニターの調達が一番難しく課題になります。
機材の中で 一番大きいモニターを提供してくれるJAPANNEXTさんがご協力いただけているのはすごく助かります。
特に、今回は8台も貸してもらえたのでとてもありがたい話です。
eスポーツのイベントを開催するにあたって、モニターやゲーム機本体、コントローラーなどを用意する必要がありますが、その中で一番大きいのって何かというと、やはりモニターと言うことになります。物理的に大きいのでのちの保管を考えるとやはり所有のハードルは高いですね。

eスポーツ×観光の新たな取り組み「御宿とeスポーツの今後の展開と合わさる魅力とは?」

692202505211338440.jpg
EYE・ON代表 松崎:
今後の展開は、柱として高齢者向け部分と「御宿ぷよテト祭り」のように町外の方にも楽しんでもらうイベントの両方を柱として取り組んでいきます。
もう一つ付け加えると、ブラウザで動かせてプログラミング教育にも対応している「ぷよぷよプログラミング」と言うものがあります。
それは、小中学校向けの学習指導要領に合わせてカリキュラムがすべて無料で公開されているので、いずれ何か出来ればなと思っています。
教育となると、今度は人手やパソコン等の機材が必要になってくるのでなかなかハードルが高いのですが、全体的にはそういった展開を目論んでいます。
また、御宿町は屋外型のイベントが多いので、天候に左右されやすく、そう言った心配のないeスポーツが定着していけばオフシーズンでも寒い時期でも安定的にイベントの開催が可能と考えています。

さらに、昨今のeスポーツ大会で事例が多い「テトリス」を項目に入れた理由にもなるのですが、「テトリス」のプレイヤーさん達から「オフラインイベントが少ない」と言うご意見を聞くことが多かったこともあります。
基本的にオンラインでプレイすることが多いので、こう言った声は活動の後押しにもなりました。


飛車ちゅう:
普通にゲームの大会を開催するだけだと、どこでも開催できるのでプレイヤー目線で考えたときにゲームの大会にプラスアルファの要素を加えられる御宿町は魅力的です。
例えば、美味しい海鮮を食べられるとか、海に入れるなど観光スポット巡りもできる。私は、今回のイベントの翌日は参加者さんと一緒に行動し、午前中は砂浜を散歩して、お昼は伊勢えびを食べたりして楽しみました。
御宿町は、宿泊施設も多く、スポーツ等の合宿で利用できるようなお宿もあり、参加者のみなさんと各々が持ち込んだボードゲームとか、夜は海で花火を楽しむなど自然に色々なイベントが発生します。
今回は、参加者のみなさんが自分で事前に花火を用意してくれて、「みんなでやろうよ」と企画してくれました。そういったコミュニティの良さがすごくよく出る場所だなと思います。

「御宿町でeスポーツ×観光×プラスアルファの新たな取り組み」から見えてきた未来

692202505211024230.jpg
いかがだったでしょうか。
御宿町とeスポーツ「観光のできるeスポーツ大会」として、「脳トレ・教育で健康なまちづくり」として等様々な道が見えてきたのではないでしょうか。
eスポーツは、「ぷよぷよ」や「テトリス」の様に始めやすいものも多くあります。皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。
最後に、今回主催の松崎さんは子供を対象とするeスポーツ体験会を定期的に行っています。気になる方は「EYE・ON」までお問い合わせください。

権利表記:©SEGA Tetris 🄬 & © 1985~2025 Tetris Holding.
このニュース記事をお気に入り登録:

ポスト シェア シェア 送る

千葉・御宿町で「第19回 おんじゅく まちかど つるし雛めぐり」開催中!


2025/2/22    1141

千葉・御宿町で「ビーチサルサパーティー」開催!


2024/5/20    1339

千葉・御宿町でメキシコのお祭り「シンコ・デ・マヨ」開催!


2024/5/7    1190

千葉・御宿町に伊勢えびのウォールアート誕生!


2024/4/6    2343

他のニュース記事

千葉港に接岸している内航船を表敬訪問〈2019ポートクイーン千葉〉

2019/9/5    2972

E131系、潮来で展示会

2021/3/7    7511

タイトルは「ナゾノサカナ」。ロッテ謎の魚のデビュー曲タイトルがついに決定!

2021/2/5    2299