ちばとぴ!
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成田市の整体院 手技療法室縁
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2025/11/25  -  №17292   89
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みんな大好き!湿布

湿布は日本の文化なんでしょうか??
わたしが子供の頃、我が家を始め近所のご年配の方々が湿布ベタベタと肩や腰に貼っていたのを覚えております。

当時は整形外科のクリニックはほとんど無かったと思いますので、市販のサロンパスやトクホンの張り薬でみんな膏薬(こうやく)って呼んでいました。

しかし、いまだに湿布文化は廃れることは無く、いやむしろ成分内容などより進化!?して整形外科を受診して痛みの疾患の患者さんには処方されていますからね。

以前から医療費削減の意味から保険適応を外して自費購入にすべきという論調もありますが(現在は処方枚数制限ありです)、なんにしてもまだ湿布は根強く残りそうです。

ここで簡単に湿布の説明を。

(種類)
★「プラスター剤(テープ剤)」

薄く肌色の湿布剤で、今では市販でも処方でもこちらが主流でしょうか。
ロキソニンテープやボルタレンテープ、モーラステープ等々種類が多いです。

密着性が高く、関節などの可動部でも剝がれにくい、逆に強く剥がすと皮膚を傷めたり長い時間貼ったままだと、かぶれやすいなど。

成分的にはご存じの通りロキソニンやボルタレンなどお馴染みの鎮痛剤成分が含まれたいますが、内服薬のようには全身に与える影響は少ないので副作用も少ないと言えます(基本的には貼った周囲への作用)

しかしこれらの鎮痛剤を服用されている場合は同時に湿布剤を貼るのは避けるよう注意されています(成分が重複し過剰になる恐れがため)

このタイプの湿布剤は急性慢性問わず、処方されています。

★「パップ剤」

白く少し厚めのタイプの湿布剤です。
プラスター剤が第2世代と言われているのに対し、こちらは第1世代と言われており、昔からあるタイプです。

このタイプの湿布は現在、あまり処方されることは少ないのでは?
この湿布は水分を含み冷却作用があるので、捻挫や打撲など急性期の痛みには有用です。

プラスター剤と比較すると剝がれやすいのが欠点ですが、利点としてはかぶれにくい点(比較として)があります。


(作用時間)

1日1回のタイプは効果が8~10時間、2回のタイプは効果が4~6時間続きます。
これ以上貼り続けても意味がありませんので剥がしましょう。

剥がしてもまだしばらくは成分が浸透していますので問題ありませんし、必要以上に貼り続けてもかぶれるリスクが高まるだけです。

皮膚が弱くかぶれやすい方は、この作用時間より早めに剥がすことをお勧めします。
また剝がす際は、特にプラスター剤は粘着性が高いので急に強く剥がしたりしないよう徐々に剥がして下さい。


(冷たい湿布、温かい湿布)

これは特に意味はありません。
主成分はどちらも一緒で、ただ温かい湿布にはトウガラシエキスが入っていて温かく感じさせているだけです。

皮膚の弱い方には刺激が強いので温かい湿布はかぶれやすくなるリスクが高まりますし、急性期の痛みには適していません。あとはどちらを選ぶかは好みの問題ですね。

以上、簡単にご紹介しましたが皆さん、ご存じの通り湿布剤で痛みの症状が治癒するものではありません。
あくまで痛みを軽減させるためのものです。

特に急性期の痛みで捻挫や打撲などの外傷や、炎症を伴う関節の痛み(例:五十肩や膝関節などの初期の痛み等)には有用でしょう。

しかし残念なことに慢性的な痛み(炎症を伴う痛みでは無いもの)には効果は乏しいでしょう。
服用する鎮痛剤同様、適切にご使用頂ければと思います…はい。


















お店 成田市
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