小櫃川流域・鶴岡方式の足場やぐら1/10模型@大多喜城

現在、大多喜町の千葉県立中央博物館大多喜城分館にて、「2017大多喜城企画展 なつかしの街並み -明治・大正・昭和の大多喜-」と題し、150点あまりの資料が展示されています。
大正2年(1913年)の城下町通り(久保)商家「伊勢幸」前、旧制大多喜中学校(明治33年~)の制服、昭和40年代の大多喜駅、明治7年小学読本、最後の城主 大河内正質と正敏、さよなら木原線のプレートなどが展示中。

その中に、上総掘り技術伝承研究会の会長であり三代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸先生が製作した「上総掘り足場模型」が展示されています!
上総掘りの掘削用具なども一緒に展示中。
企画展の展示期間は2017年10月20(金)~12月3日(日)。

出張している模型は、メンバーの模型製作のお手本でした

上の写真は、2014年のミュージアム・フェスティバル(袖ケ浦市郷土博物館)で展示された、製作途中の上総掘り足場模型です。
足場の構造や組み上げ方を学ぶため、上総掘り技術伝承研究会のメンバーは掘削活動の合間に実際の足場やぐらの1/10サイズの模型を製作しています。

鶴岡先生・作の模型をお手本にしながら製作を続けてきましたが、現在、メンバー2人の模型が完成を控えています。
完成後は、上総地域の公共施設や民間団体などにお嫁に行く予定。

上総掘り足場やぐらは、地域(川の流域)や職人により千差万別

鶴岡先生が作った模型は袖ケ浦市郷土博物館の2階にも常設展示されています。
地域や職人によってさまざまな形状となっている上総掘り足場ですが、君津市久留里城址資料館はじめ上総地域の各地で展示されているので、見比べてみるのも面白いはず。
下の写真は久留里城址資料館1階ロビーに展示されている足場模型、ガラスの向こうには屋外展示の実物大足場(小糸川流域・釣り竿式)が見えています。

↓こちらが屋外展示足場。丸太の数やハネギの形状が、小櫃川流域の鶴岡方式とは大きく異なっています。
各地域の地層、どのくらい深く掘るか、そのためにかかる日数、完成した井戸の用途、使う道具などによって、各地の職人たちが工夫を重ね、足場やぐらの形は進化していったのです。

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上総掘りチャンネル

袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
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