JICAさん、いらっしゃーい!足場は動かせなかったけど…(;´Д`)

2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡

11月29日、茨城県のJICA筑波国際センターから2017年度課題別研修「灌漑(かんがい)施設の維持・運営管理」研修員として、アフリカやアジア12カ国の灌漑技術関連省庁のエンジニア12人が、袖ケ浦市郷土博物館を訪れ、上総掘りの技術について学びました。

これまでも毎年2~3回のペースで、上の地図に丸いシールが貼られた各国から、上総掘りの技術を学ぶために十数名が見学・掘削体験に訪れてきました。

今回、訪れたのは、カンボジア、ニジェール、パキスタン、フィリピン、ルワンダ、スリランカ、スーダン、タンザニア、ウガンダ、ジンバブエ、ガーナ、マラウイで農業や水利を管轄する省庁の技術者たちと、通訳さんらJICAスタッフさん2名。

まずは袖ケ浦市の地勢から始まって、日本の井戸の歴史や上総掘りの仕組みについて、スライドで解説されました。

上総地域独特の地質構造によって、地下水が自噴する仕組みも解説(日本語だけど…)。

こちらが、上総掘りの足場やぐら(小櫃川流域、鶴岡方式)。
ここまで見てもらっても、なかなか実際の掘削の様子はイメージするのが難しいと思います。

上総掘りのビデオ(鶴岡先生が出演!)を鑑賞したあと、2階の上総掘り常設展示室へ。
足場やぐらの模型や、実際に使っていた道具、上総掘りの歴史をまとめたパネルなどが展示されています。
皆さん、興味津々!!!

そして屋外展示されている、実際の足場やぐらを見学♫

そしていよいよ実際の足場やぐらを見学。
残念ながら、現在は新たな井戸をこれから掘削し始めるところで、いつものように掘り鉄管を降ろして掘削体験をしてもらうことができません。
申し訳ない!!!

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上総掘りチャンネル

袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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