夏、本番!現場の熱中症対策は、なんせ無理せず休憩すること(汗)。

青すぎる空!
うるさいほどの蝉時雨!
ホオジロカンムリヅルはここ袖ケ浦公園から市原市内の自宅に戻ってしまったそうですが(笑)、上総掘り技術伝承研究会はめげずに挽回作業を続けます。

井戸孔と埋まった鉄管の隙間に差し入れる特殊挽回用具「ハダマワシ」

井戸孔の中に泥が積もっているのなら、その泥を吸い込んで吐き出すスイコを入れたい衝動にかられますが、そのスイコが2本も埋まっている状況なので、「ハダマワシ」の出番なのです。
「ハダ」とは肌、表面という意味。「ハダ」に沿って「マワ」す。つまり、井戸孔の面に沿って上下させて使う道具という意味です。
鉄板を丸めたような、ほぼ円型をしていますが、必ず隙間が空いていて、この隙間に埋まった鉄管の竹ヒゴを差し入れて、地下深くで埋まっている鉄管と井戸孔の間に空間を作れるように下ろしていきます。
竹ヒゴから外れずに、ちゃんと一番下まで降りていくよう、隙間を針金などで固定してから下ろすこともあります(針金をつけるための穴も開いています)。
ハダマワシの直径は、入れる孔や埋まっている鉄管の太さに合わせて調節可能です。
現場で成形し、臨機応変なサイズ感で井戸孔に下ろしていきます。

スイコや掘り鉄管の上げ下ろしと違い、ヒゴグルマに乗っても、とても軽く回せるハダマワシ。中身がいっぱいになったら吐き出す、という作業もないので、ひたすら下ろせるところまで下ろして上下させる、という地道な繰り返し。
当然ですがコシタやツメもついていないので、実際に井戸孔の底に当たる表面積が少ないことから、粘っていても引き抜きやすいのです。
慎重に、ゆっくりと動かすよう心がけます。

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
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