ひじのサポーターを着ける様子

 小学生が装具を身に着け高齢者の不自由さなどを体験する「高齢者福祉体験」が12月5日、御宿・布施小学校で行われた。

 学区がいすみ市と御宿町にまたがる県内唯一の組合立の同校。同市と同町の町議会議員代表者による布施学校組合議会があり、布施学校組合教育委員会も設置されている。学校関係の予算も同市と同町で負担している。現在、全校生徒は49人。

 当日は「高齢者疑似体験」とし、生徒たちはヘッドホンや特殊眼鏡、手足の重りなどといった疑似体験装具を着用し、日常生活動作を疑似的に体験した。加齢による身体的な変化(視力や聴力などの低下)を知り、高齢者の気持ちやサポート方法、高齢者とのコミュニケーションの取り方などを体験的に学んだ。この日、講師を務めたのは御宿町社会福祉協議会の貝塚克之事務局長。

 貝塚さんは「自分が元気なときは不自由なことが分からない。不自由を体験することで、なぜ相手の動きが遅いのかなどを考え、理解していただければ。高齢者だけじゃなくて、けがをした人も同じ」と話す。

 参加したのは同校の4・5年生14人。3人で1グループとして、装具を着用する人・介助する人・見る人に分かれて行った。見る側は、大変そうなところや気を付けるべき点を観察し、メモを取った。跳び箱やロングマットを使って階段の昇降や寝っ転がったり起き上がったりなどの動作、本のページめくりなどを体験した。

 体験した生徒からは「本のページを指定されたときに、まずページ番号がどこに書いてあるかが見えなくてページをめくるのに苦労した」「階段を上り下りするときに段差が見えにくくて怖かった」などといった声が上がった。

 今回同校で体験会を行った貝塚さんは「学校による差を実感した。生徒が大勢いることの良さもあるが、今回は少ない人数でのよさが目立った。少人数で疑似体験をすることで丁寧にできたのでよかった」と話す。今後について「どこか高齢者と子ども・子育て世代の隔たりがあるように思える。まずはお互いがお互いを知る機会をつくり、みんなで一緒に楽しめるような場づくりを行っていきたい」と意気込む。

本のページをめくる体験コーナー

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