内緒のはなし
2018.02.18 Sunday
【いすみ鉄道 社長コラム】
変な名前の列車が走っていると聞いていたので乗りに行ってみました。
内緒ばなしではありませんが、その列車の名前は「〇〇のはなし」。
もちろん内緒ばなしでも良いんですよ。乗った人が自分で勝手に名前を付ければよいのですから。
昨今ではいろいろ豪華な列車なども走っているようですが、こういう観光列車も楽しいですね。
サービスの内容や販売している商品、イベント内容など、いろいろ課題はあるようですが、それは天下の大企業がされていることですから、私がいちいち口出しをすることではありません。
だって、この列車90%以上の乗車率だったのですから。
すごいですよ、2月のこの時期に。
やはり、団体さんが9割以上だからです。
観光列車は如何にして団体で席を埋めるかが問われますね。
今回の山陰本線に乗車して、実は収穫がありました。
大きな気付きをいただいたのです。
何に気づいたかって、海の美しさの理由です。
皆さん、なぜ山陰本線の車窓から見る海岸線がこれほど美しいのか。
それは、順光だからです。
私たちふだん太平洋側にいる人間って、いつも海を見るときは逆光なんです。
なぜなら海が南側にあって、太陽が南だから。
ところが、日本海って太陽を背にして北を向いて海を見るんですね。
だから、車窓からの海の景色がとてもきれいに見えるんです。
40年以上も前から山陰本線に乗ってて、今気づきました。
日本海側とか、裏日本とか言われますが、太平洋側よりも大きなチャンスがあるかもしれませんよ。
そして、2月のこの時期になぜ団体で満席になるのか。
その理由は今年は明治維新150年だからです。
維新のふるさと萩を訪れようという観光客がとても多いと言っていました。
歴史に興味がない人間としては、これもまた新しい気付きです。
長門市を出てしばらく進むと、線路が南に向いて下ってきます。
ということは海が西側になりますから、最後は沈みゆく夕日が楽しめる。
というのもこの路線の特徴ですね。
楽しい山陰本線の観光列車「〇〇のはなし」。
いろいろ勉強させていただきました。
パクれるものも数々ありそうです。
何をパクるかって?
それは内緒のおはなしです。
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いすみ鉄道のようなローカル線は、鉄道会社といっても零細企業です。
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どうぞお付き合いくださいますようお願い申し上げます。
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どういう経緯でネーミングしたのかはさておき、車齢40年近くのディーゼルカーを改造したとは思えぬきれいな車内。