2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡

そういえば私たち、選ばれてたんでした!栄えある「ちば文化資産」☆彡

折しも指導者である鶴岡正幸先生の88歳の誕生日だった2月17日(日)。
いつものように、掘削作業のため集まった袖ケ浦市郷土博物館に、千葉県から届いていた封書を開けてみると、色鮮やかな布地が。
「宝」という大きな文字が気になります。
これは一体…?!

袋から出して広げてみると、きれいなパープルが華やかな、大きなノボリ旗でした!
「みんなが選んだ 未来への宝もの」という言葉に、心が躍ります♥

千葉県では、2017年10月20日から12月15日まで「ちば文化資産」の候補を募集し、応募総数649件の中から211件を候補として決定。
2018年4月6日から6月18日まで、インターネットによる県民投票が行われ、投票総数は6,754票でした。
その投票結果と、ちば文化資産選考委員会の意見などを踏まえて、111件が選定されました。
111件の一覧の中で、「上総掘りの技術」は97番目に掲載されています。
ちなみに選定時の記事はこちら↓

寒さの底か?!厳寒の掘削現場に晴れやかな喜び広がる

袖ケ浦市郷土博物館の敷地内、水のふるさとは上池のほとり。
冷たい風が水面を渡って吹き抜ける、やたら寒い立地なのです。
この日も、この冬一番か?という厳しい寒さでしたが、メンバー一同ドカジャンを羽織り、元気に掘削を続けました。

先ほどのノボリ旗を、足場の前で広げてみました。
なにせサイズが大きいので、1人では地面についてしまいます。
2人で広げてちょうどいい♪
茶色い泥が振りまかれる〝ザ・土木〟な現場が、鮮やかなパープルで一気に華やぎます。

作業のあとは、鶴岡先生のお誕生日祝い♪

この日、上総掘り界の重鎮・指導者であり会長の鶴岡正幸先生は満88歳のお誕生日を迎えました。
毎年、メンバーみんなでささやかなお祝いをしていますが、まだまだ元気な先生に、教えてもらわなければならないことがたくさんあります。
今年はメンバーのIさんが埼玉から千葉に移住し、農業を始めるために横付き井戸を掘削する、という野望もあります。
会では未経験の横付き井戸。鶴岡先生が兼ねてから一度実習しておきたい、と言っていた貴重な技術です。
先生、これからもみんなでついていきますよ~!!!

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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