この「ねじ切り」という道具は初めて見ましたが、どことなくキュートな形。
金属製のパイプなどに、ネジ状に筋をつける道具です。
ちなみにこの会の皆さんや中野さんは、鉄管とサキワを繋ぐ際にネジ式にしてボルトで固定しています。
私たちの鶴岡方式では、サキワは槌できつく打ち込んで固定しています。
ネジ式では井戸孔の底を突いているうちに、ボルトともども段々緩んでくるからだと鶴岡先生。
それもどういう層を掘るかで変わってきます。
地域によって道具や掘り方が違うのは、それぞれの現場の地下の層をより効率的に掘削するため。全てに、ちゃんと理由があるのです。

「こういうの使ってるんだ」
「これは何に使うんですか?」
「うちではこうやってますよ」
井戸掘り経験者たちの、極めてマニアックな会話に花が咲きました。

道具は「有形」、技術は「無形」。どちらも国の重文です!

「上総掘りの用具(258点)」は平成7年に国の重要有形民俗文化財(第120号)に、そして「上総掘りの技術」は平成18年に国の重要無形民俗文化財(第414)に指定されています。
上総掘りの道具類は、県内では木更津市郷土博物館「金のすず」、君津市久留里城址資料館、そして袖ケ浦市郷土博物館などに展示されています。
それぞれの違いを知ることで、より掘削作業への理解も深まります。

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週刊ちばにっぽう 2016/04/30-5/6

4月30~5月6日の千葉日報オンライン掲載記事の中から、反響のあった記事、おすすめの記事などをご紹介します。


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上総掘りチャンネル

袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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