【総務省地域力創造アドバイザー 向後功作のコラム】
 北総を代表する小江戸、現在の香取市小野川沿いで数年前から竹灯りを使ったまちづくりが始まっています。
 今回は、その竹灯りの仕掛け人の一人である「未来への竹灯りチームかとり」の代表を務める石毛麻理さんをとおして竹灯りと佐原おかみさん会、そして小野川沿いのまちづくりを紹介します。

石毛麻理さんとCHIKAKEの池田親生さん

石毛麻理さんとCHIKAKEの池田親生さん

石毛さんは、日本地図を実測して書いた伊能忠敬に縁がある地元の酒蔵の長女として生まれました。ご自身も酒蔵で働きながら観光客向けに酒蔵見学を取り入れたりして、大手旅行会社とも多数ネットワークを築き、地元の観光の重鎮として活躍してきました。現在は水郷香取観光協会の副会長や佐原おかみさん会副会長を務めています。地元では「麻理ちゃん」と呼ばれ、知らない人がいないほどの人気者です。



 石毛さんと竹灯りの出会いは2015年2月。
 それまで平成8年に関東では初めて国の重要伝統的建造物群保存地域に指定された小野川沿いで、町並みを活かした雛めぐりや雛船運航、夕涼み会など様々なイベントを佐原おかみさん会の一員として企画運営し仕掛けてきました。東日本大震災の影響で観光客が減り壊滅的な状況からの復興を自己との仲間と取り組んでいた頃、「何か新しいことをしないと地域を巻き込んでの復興は難しい」のではと、誰もが考えていた時に石毛さんから、熊本県山鹿市の「百華百彩」という竹燈籠を使ったイベントを観に行くことを提案しました。
 地元の仲間たちと現地を視察した後、このことがきっかけとなり竹灯りを全国に広める活動をしていたCHIKAKENこと池田親生さんと三城賢士さんと出会い、二人を招いて竹灯籠作りのワークショップを開催しました。現在ではデザイン担当を佐原おかみさん会が担当し、観光協会や小野川の町並みを考える会ともタッグを組んで活動を行っています。

 いまでもCHIKAKENの二人との交流を続け、夏に小野川沿いで行う「さわら町並み夕涼み」というイベントの目玉企画として、年々竹灯りの数を増やしています。当然増えていくのは竹灯りの数だけではなく、地域の保育園・幼稚園の子どもたちから様々な団体に呼びかけをして、参加者を増やす努力も惜しまずに続けています。
 最近はCHIKAKENが進める「竹あかりの歴史をつくる立役者を増やすい委員会千葉支部長」に任命され、石毛さんも戸惑う中で、隣の神崎町や成田空港での竹灯り計画にも関わって、竹灯りの輪を広げています。この関連のイベントも5月19日に開催されるそうです。イベントに興味ある方はhttps://camp-fire.jp/projects/view/67089
こちらからご確認ください。

最近では、「香取の三十歳」という香取市出身の30歳たちがもう一度地元に集まるキッカケになればと企画されたイベントにも、若者たちの希望でCHIKAKENが呼ばれ、会場ディレクシィオンを池田さんが担当し、おかみさん会と30歳たちが竹灯りを灯したそうです。その後、池田さんの講演を聞いた30歳たちの心に火が灯り、「伊能忠敬没後200年に、伊能忠敬の旧宅を竹灯りでかざりたい」という目標に向けて一つになろうということで「未来への竹灯りチームかとり」が誕生しました。普段から、人の繋がりを大切にし、時にはおちゃらけて人を笑わせたりびっくりさせたりすることが大好きな石毛さん。石毛さんと仲間たちとのまちづくりは、いつも進化し人を魅了させてくれます。

 まちづくりは人づくりも一緒に実現しなければ継続できないものですが、石毛さんたちは確実にそれを実践しています。今回お話を伺い、それが佐原ファンが多い理由なんだと改めて実感しました。

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