<私立柏研Q所>機材&場所いらず 南柏のデジタルものづくり工房を調査!
青天でさわやかな昼下がり。柏の調査には最適な日ですね。柏の調査隊「私立柏研Q所」として、柏の調査に出かけました。今日は、柏市のPR大使(仮)のテガちゃんとともに南柏駅にやってきました。
テガ「南にあるから南柏だね。柏より少し暖かいね」
駅前を少し歩いていると、不思議な看板を見つけました。
黄色い半透明の看板に「3Dプリンター」の文字。最近よく耳にする3Dプリンターがあるお店のようです。
デジタルものづくり工房ということなので、なにか作ることができるお店のようです。
テガ「ウサン臭いね。どんなところかしら」
ちょっと覗いてみましょう。
エレベーターで4階に上がると目の前にはとても不思議な扉が。
扉には3Dという大きな文字といろんなキャラクターのシールが貼られています。
テガ「ウサン臭さが更に増したね。開けて大丈夫かな」
お部屋の中は、ものづくり工房というお名前があるように、いろんな機械が置いてあります。先ほどの看板に書かれていた3Dプリンターでしょうか?
テガ「うわぁ、なんだか秘密基地みたいだね」
店主の麻生さんの快い承諾を受け、お話を伺ってみることとしました。
機材や場所がなくても、ものづくりが楽しめる デジタルものづくり工房
デジタルものづくり工房monomosは、「ものづくりの輪を広げたい」という気持ちで麻生さんが立ち上げたお店です。
機材や場所がない方たちに、ものづくりを体験してもらって、ものづくりを楽しんでもらうことがコンセプトとなっています。
テガ「ひげがウサン臭いね」
主な機材は、カット・彫刻ができる「レーザー加工機」。特殊なものを印刷できる「UVプリンター」。3Dデータから立体作りができる「3Dプリンター」だそうです。
世界に一つだけのオリジナルグッズ
このお店では、「お店を借りて、自由にものづくりができるレンタルスペース」「依頼を受けてグッズを作る製造業」二つの側面を持っています。自分で自由に機械を使って、グッズを作るもよし。麻生さんに依頼をして、グッズを作ってもらうもよし。世界に一つだけのグッズを少数から手ごろなお値段で作ることができます。自分で自由にグッズを作ることができるお店は珍しく、柏ではほとんどないそうです。
テガ「それは貴重だね」
このお店を始めたきっかけ
麻生さんは、おもちゃ業界で18年間勤めた経験を活かし、この工房を立ち上げました。これまでの日本のものづくりは中国やベトナムといったアジアを拠点にしていました。そのため、麻生さんは、毎月1-2週間程度アジアの製造会社を回っていたそうです。
テガ「大変だね」
ただ近年、海外では日本からのオーダーは「底コストで良質を求めるオーダーが多く、難しい」ということから敬遠され始めていました。そこで麻生さんは『その期待に応えるような仕事をしたい』と拠点を日本にして、当時日本には少なかった「小ロットで短納期低コスト」という工房を立ち上げたのです。
テガ「かっこいいね。髭はその時代の名残かな」
monomosの将来像
『日本のものづくり技術はすごい。工場見学に行ったときに感じるものはあるが身近ではない。もっと身近に体験できる場所を作りたい。今は機械を貸す時間も限られているし、お店の大きさも限られている。将来的には大きなお店を持ち、もっといろんな機械を導入し、たくさんの人に体験してもらえる環境を作っていきたい。monomosなら何でも好きなものが作れると言っていただけるようなたくさんの人に愛されるお店にしたい』
と麻生さんは熱く語っていました。
テガ「素敵なお店だったね、ウサン臭いとか言って悪かったよ」
デジタルものづくり工房monomosの麻生さんにお話を伺いました。興味のある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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できる街プロジェクトは、「他人と協力した自己実現」を目的とした第3の場所(サードプレイス)の企画団体。
コンセプトは「人が増えれば、出来ることも増える」という単純なものの仕組化。企画ごとに団体を分けており、好きな時に自由に行き来ができる仕組みになっています。
現在は、柏市を中心に「ご当地アニメ」「小演劇部」「美化団体」3つの団体が活動中。
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