三代目波の伊八による「浪に龍」=八坂神社(睦沢町)

睦沢町の八坂神社へ

睦沢町にある八坂神社に「波の伊八」の彫刻があると知り10月30日、行ってみました。

道の駅「つどいの郷むつざわ」前の県道150号を九十九里方面へ7~8分ほど車で移動します。途中から県道148号に変わりますがそのまま進むと、左側に鳥居が見えてきます。

八坂神社を正面から

鳥居の向こうに見える拝殿には、見事な龍の彫刻「浪に龍」。

天文3年(1534年)の創建と伝えられる同神社の境内では、小学生らしい子どもが3人でボール遊びをしていました。歴史ある神社に懐かしい風景を見た気がしました。

躍動感あふれる彫刻の下に、梁がない

拝殿の向拝にある見事な龍の彫刻ですが、水引き虹梁がない

賽銭箱があり拝礼したり会釈をしたりして参拝する向拝に近づき、彫刻をよく見ると、あれ?と何か物足りなさを感じます。

「名工波の伊八、そして北斎 ー伊八五代の生涯ー」(片岡栄著、文芸社発行)には、この彫刻は三代目「波の伊八」である武志伊八郎信秘(1816ー1889)の作品で、向拝に水引き虹梁(みずひきこうりょう)のない珍しい造りだと書かれています。

水引き虹梁というのは、向拝の屋根を支える柱の間を繋ぐ梁のことをいいますが、確かに梁がないです。

物足りないスカスカした感じは、梁がないせいです。

飯縄寺にはある

飯縄寺(いすみ市)の向拝。彫刻の下に水引き虹梁がある

以前に見学した初代伊八作の飯縄寺(いすみ市)の向拝には、水引き虹梁があるのがわかります。安定感がありますね。

八坂神社の向拝は、建築様式よりも装飾に走っているということかもしれませんね。
梁がないけれど、波の躍動感溢れる表現が伝わる作品になっており、龍の存在感も抜群です。

それにしても、見事な龍です。ギロリと睨まれたら動けません。

マップ

八坂神社 千葉県長生郡睦沢町上市場1345

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