上総掘り技術伝承研究会が活動拠点としている袖ケ浦市郷土博物館には、年に数回、JICA筑波センターから世界各国の水利組合の皆さんがバスツアーで訪れます。

ほとんどの皆さんは日本を訪れるのも上総掘りの足場を見るのも初めてで、「この技術を自国で活かせないか」など実利的な興味を持って下さいます。
千葉で生まれた技術が、地球の反対側の皆さんを感動させていることを誇らしく思うひとときです。

日本など先進国では上下水道が完備され、機械で掘れば費用も期間も抑えられるのはもちろんなのですが、重機のもちこめない山間部や電力などに頼ることができない地域では、シンプルな資材と人力だけで深く掘り進められる上総掘りの原理が今も十分に役立っています。

すでにアジア、アフリカ各国で、NGOなどによる井戸掘削(重機も手掘りも含め)が行われてきましたが、水は全ての産業の源。
上総掘りもまた、かつて河岸段丘の地形から、水を得ることに大変苦労してきた上総地方で生まれた先人の知恵です。

JICAさんの訪問は、この袖ケ浦の緑の中で、はるか国境を越えてやってきた異国の皆さんに千葉の伝統技術を直接伝えられる貴重な場なのです。

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週刊ちばにっぽう 2016/03/19-03/25

3月19~25日の千葉日報オンライン掲載記事の中から、反響のあった記事、おすすめの記事などをご紹介します。


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上総掘りチャンネル

袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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