ミュージアム・フェスティバルの2日目は残念ながら朝から雨

ニュースではこの日、関東地方が例年より数日早く梅雨入りしてしまいました。
田畑や草木には恵みの雨ですが、上総掘りの足場は濡れてしまうと滑って危険なため、掘削活動はもちろん掘削体験もできません。
なにせ初日にスイコ2本を取られて現場は「サムライ」状態。もう、まさしく涙雨です。

倉庫の竹ヒゴストック、出番です!すぐに繋げられるよう、完璧に加工しときます!

農業を営むメンバーが、自前の電動噴霧器を軽トラに積んできてくれて、水を噴いてその圧力で埋まったスイコに刺激を与えようと作戦を立てましたが、既に2本刺さったままの井戸孔(直径約10cm)に噴霧器のホースを差し込んでいくには、スイコが埋まっている部分まで届く竹ヒゴがなければいけません。
幸い、倉庫には一昨年から昨年にかけて削ってあった竹ヒゴ(1本約7m)がたんまり。そこからとりあえず、すぐに使えそうな8本を厳選し、繋ぎ目部分(四つ割り)を加工しながら雨が上がるのを待つことに。

埋まったスイコに、チェーンブロックでメキメキ☆彡

しかし雨が上がってきたのは午後2時半頃。
とりあえず現場に行ってみて、メンバーが持参したチェーンブロック(2トン)をかけて、埋まったスイコが上がってくるか試みました。
…が、やはり動きませんでした。
とりあえず、翌火曜日にメンバー有志が集まり、竹ヒゴを繋ぎながら電動噴霧器のホースを下ろし、挽回作業にチャレンジすることにしました。

挽回のためなら残業も辞さず…

午後3時をまわり、雨でも開催されていたミュージアム・フェスティバルが終わりました。
ボランティアの皆さんが慌ただしく片付けを進める中、上総掘りのメンバーは夏至も近づく日の長さの中、鶴岡先生を中心に6時過ぎまで挽回作業の準備に励みました。
竹ヒゴを繋ぐには高度な技術とある程度の時間が必要で、ここの作業に手を抜くとさらなる事故に発展してしまいます。
限られた時間と資材でスムーズにヒゴ継ぎができるよう、黙々と細かな加工を進め、2本を繋いだ14mを2本ぶん用意して、解散となりました。
無事「サムライ」からの脱却なるか?!
頑張れ!上総掘り技術伝承研究会!

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
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