会場入り口に設置された「女神三重奏」。藤島康介の漫画「ああっ女神さまっ」のキャラクター3人が現在、過去、未来を象徴する=千葉県立美術館

 アニメ、コミック、ゲームなどのキャラクターをかたどった「フィギュア」。世界に誇る日本文化の一つといえる造形表現に焦点を絞った「立体造形の現在・過去・未来-THE フィギュアinチバ」展が22日、千葉市中央区の千葉県立美術館で始まり、その多様な表現と世界観を伝えている。

 展示は、「現在/フィギュアの隆盛」「過去/立体造形の原点」「未来/多様化する表現」の3部構成。怪獣やヒーロー、美少女など、フィギュアを制作・販売する海洋堂による手のひらサイズから等身大まで3千点以上が並び壮観だ。

 入り口で「女神三重奏」が迎え、歴代ゴジラたちの雄姿や、動物などの間接部分が本物のように動かせる自在置物、多彩なプラモデルなどが続く。おまけ付きお菓子「食玩」は一大ブームの火付け役。精巧さの中に作家のこだわりが込められている。

現代美術家とのコラボなどアートの領域でも活躍するBOMEさんによる美少女フィギュア

 作品と併せて美少女フィギュア界の第一人者BOME(ボーメ)さんら原型師たちも興味深い。現代美術家とのコラボレーションなど、フィギュアがサブカルチャーから現代アートへと領域を広げる状況をうかがわせる。大網白里市在住で30年のキャリアを持つハマハヤオさんのコーナーも。

展覧会初日に自らの展示コーナーに現れた「千葉ットマン」

 バーチャルアーティストIA(イア)のライブパフォーマンスの再現や、バットマンに扮(ふん)して特製の愛車で街を走る「千葉ットマン」は、肉体によるフィギュア的表現として紹介。フィギュアの原点として、土偶や埴輪(はにわ)、長南町の民芸品「芝原人形」なども展示する。

 田村俊雄館長は「フィギュアは見た瞬間、自分の過ごした時期にフラッシュバックする魅力がある」と語る。過去から未来まで、懐かしさの一方で新鮮さも。造形のこだわりと芸術性が堪能できそうだ。

 9月24日まで。月曜休館。一般800円、高校・大学生400円。問い合わせは同館(電話)043(242)8311。

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