『総務省地域力創造アドバイザー向後功作のコラム』
春になると銚子市民が自慢するものの一つに春キャベツがあります。甘く柔らかいキャベツに魅了する銚子市民が急増する季節です。

 そんな春の銚子市で、3月25日日曜日に新しい音楽イベントが始まります。
 その仕掛け人で、銚子市で今世紀で一番熱いのが、銚子出身で久保田利伸さんなどの数々の大物アーティストや人気アニメーションのレコーディングを手がけてきたレコーディングエンジアで音楽プロデューサーの山﨑進さん(58歳)です。

 山﨑さんは、銚子商業高校在学中に吹奏楽部に在籍し同校の吹奏楽コンクール全国大会連続金賞に貢献し、卒業後レコーディングエンジニアを目指し、都内の専門学校に進学しました。専門学校卒業後は大手テレビ局へ入局するも、その半年後に設立されたレコード会社に移籍し、当時としては楽譜が読めるレコーディングエンジアとして重宝され、多くのミュージシャンやアーティストのレコーディングで活躍しました。時には、ティンパニーの演奏に加わりレコードジャケットに名前が載るなど、とにかく音楽づくりの現場で活躍していました。現在は、その経歴が認められて都内の大学で講師として教鞭までされています。

そんな山﨑さんがなぜ、いま銚子市で一番熱い人なのかを、ご紹介します。

 50歳代になって、音楽業界で益々活躍をしていたある日、中学生の時の吹奏楽部の顧問だった恩師から「それだけ音楽業界で活躍するまでになったんだから、銚子市の為に地元に戻ってその経験を活かしてくれ」と声をかけられたことが一番のきっかけだったと山﨑さんは言います。その後50歳半ばで、それまで一緒に活動して友人を癌で亡くし、絶望に近い思いをしていた頃ご自身も胃癌を患い全摘手術を経験し、その療養のために地元の銚子で過ごす機会が増えました。銚子市を中から見ながら恩師の言葉を思い出したそうです。音楽の力で銚子市を元気にできるのか?そんな疑問をもっちながらも、高校時代の恩師や仲間に相談し背中を押され、「やっぱり、自分の実績を活かした音楽のまちづくりで銚子市を元気にしたい」と決意し、昨年銚子市のサテライトスタジオ事業を活用しUターンの準備と、外から銚子市に興味関心を持つ人たち、銚子市内に住む音楽好きでまちづくりに強い関心を持つ人たちとのネットワークを作り始めました。

 そんな最中、銚子市から昨年3月末に廃校になった小学校の活用を相談されたのでした。山﨑さんは、静かな環境の中にあるその校舎を見に行ったとき「レコーディングスタジオを作って、これまでの知己を頼ってビジネス化も念頭に地域にいる音楽活動者の掘り起こしをして、音楽で地域を元気にする」ことを再認識しました。

 銚子市との協定を締結し、手作り感満載でそこが校長室や職員室であった姿そのままのレコーディングスタジオを自費で設備しました。音楽活動者の掘り起こしを進めるとともに、地域のイベントを見て回り、課題を確認し相談を受けたり、地元企業の応援ソングづくりを提案したり次々と精力的に動き出しました。
 その姿に、短期間で都内の大手企業からも「一緒に地方創生の事業を」と、声がかかるまでになっています。
 この動きに応えることを形にしようと、山﨑さんは銚子市で会社を今月設立しました。

 そして、今月25日銚子で出会った仲間たちと、首都圏から山﨑さんを応援するプロのミュージシャンやアマチュアバンドのメンバーが集まって、「みんなで作る、音楽で一つになる」ことを目的とした、全員参加型のイベントを開催するべく、連日東京と銚子市を行き来しながら呼びかけを続けています。

音楽好きな方、山﨑さんを応援してください。

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