大事をとって、屋内で模型製作してました

実際は千葉県内はほとんど雨も降らなかったのですが、はるか小笠原諸島に停滞し続けた台風のために大事をとって、2日の足場建ては延期に。
とはいえ晴耕雨読ということで、メンバー有志で模型製作を進めました。

すでに2台の模型が完成間近となり、この日は実際の1/10サイズの掘り鉄管をハンダ付けする作業を進めました。
サキワは、薄い銅板を細く切って丸めたものです。

ハンダ付けのコツは、溶接する部分をヤスリがけして傷をつけておくこと。
つるつるのままだと、なかなかうまくくっつかないのです。
道具や模型の製作では面取り同様、ヤスリがけが全ての作業の鍵だったりします。

実際の掘削では「要」となる掘り鉄管のサキワ。
この丸いノミで、井戸の孔底を打ち崩していくのです。
粘土水を入れながら掘るのは、このノミの摩擦熱をやわらげる役目もあるわけで。

次回は細い篠竹で、この掘り鉄管の中に小さな小さなコシタ弁を挿入し、3本のツメも溶接する予定です。

足場丸太チェーーーーック!立派すぎるヒノキ材☆彡

模型製作の後は、足場建てを行う現場に積んである足場丸太の仕分けを行いました。
鶴岡方式の足場やぐらに使う丸太は、小櫃川流域の上総掘り職人の中でも最も少ないと言われる16本が基本です。
どの丸太をどの部分に使うか、太さや曲がり、ひび割れなどを見極めておきます。

太くて真っすぐなものは主柱や前柱、そしてヒゴグルマを支える上横丸太などに。
細くて曲がっているものは筋交いなどに。
丸太を全て広げて転がし、ひび割れなどもチェックします。

今回、用意されたヒノキ材はどれも非常に立派なサイズ感。
どれを主柱にしても遜色ないのですが、鶴岡先生が職人の目で仕分け、マジックで印をつけておきました。

天気予報では明日、どうやら猛暑にもならず好天の模様。
更地になっていた「水のふるさと」に、再び鶴岡方式の上総掘り足場やぐらが再建されます!

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
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