「ちばソーシャルビジネス支援ネットワーク」主催の講座「ソーシャルビジネスはじめの一歩~地域の課題をビジネスの手法で解決するためには~」が、5月30日(水)に日本政策金融公庫 千葉支店を会場に21名の参加者で開催されました。

特定非営利活動法人コミュニティワークス理事長の筒井啓介さんを講師に迎えて、現在は約20名の障がい者が通所する「地域作業所hana」やカフェを併設した多機能型事業所「hanahaco」を運営するに至った経緯やこれまでの苦労、思いなどを聞きました。

大学在学中から木更津市と協働で10年関わった市民起業家やNPOの支援がきっかけで、障がい者の働く場所の必要性を感じ、コミュニティワークスを立ち上げました。「仕事に人を当てはめるのではなく、人の個性に合わせて仕事を創り出していく」ことを法人の理念に掲げ、障がい者の安定的、継続的な仕事創りを主軸に、地域や社会全体の課題解決に積極的に取り組んでいます。
2015年には、地域作業所hanaではカバーできない仕事が障がい者に提供でき、より高い工賃が得られる事業の必要を感じて、カフェを併設した多機能型事業所「hanahaco」を設立するに至りました。

新規事業を始めるにあたって、決断する際は、お客様、ビジネスパートナーのイメージなど「どれぐらい売れるイメージを持てるか」で判断してきたこと、資金をその都度どのように準備してきたか時間軸に添って、オープンに話を聞けたため、参加者には具体的な示唆を感じる講演でした。

ソーシャルビジネスを続けていくうえで、大事なことは「社会的な理念」と「事業性」のバランスであり、どちらかに傾きすぎると事業の継続や社会的な意味が危なくなるという筒井さんの話は、地域で活動を積み重ねてきたからこその実感のこもったものでした。

アンケート集計結果

回答者 16名のうち、
「非常に役立った」62%、「役に立った」38%、
「どちらともいえない」「あまり役に立たなかった」「全く役に立たなかった」0%

「現在行っている事業を継続させていくための支援や事業展開について」
「ジャンル別のシーズニーズマッチングセミナー」などの今後の要望もありました。

「ちばソーシャルビジネス支援ネットワーク」とは

地域社会の課題をビジネスの手法で解決しようとする社会的企業やNPOのみなさまが抱える経営上の課題や悩みを、地域の支援機関が連携してサポートするネットワークとして2017年1月に千葉県内7つの支援機関により発足しました(参加支援機関:公益財団法人ちばのWA地域づくり基金、特定非営利活動法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ、千葉信用金庫、銚子信用金庫、東京ベイ信用金庫、日本政策金融公庫、中央労働金庫)
今後、ソーシャルビジネスを進めていくうえで、統合的なサポートが必要とされるなか、各支援機関が連携しての支援を行っていきたいと各担当者が紹介されました。

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