年に一度のおまつりを控え、一般の方の掘削体験に備えます!

2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡

5月5日、ついに1本目の竹ヒゴを装着!

掘削作業をスタートした前回に引き続き、掘り鉄管を突き下ろしていきます。まだ掘り鉄管が地中に埋まりきらず、窓(クチ)が地上に出ているので、掘り屑が盛大に飛び散ります。しかし、掘り鉄管が全て地中に入ってしまい、竹ヒゴをつないで掘削するようになるまでの辛抱です!

ようやく竹ヒゴをつないで、シュモクをつけて掘削できるようになりました。これで作業が一気に楽になります!

この日は、ハネギの高さを調整しました。
命綱をつけて、番線と荒縄でしっかりとハネギを固定する、高さ7mの天空での作業です。

通りすがりの見学者ファミリーが足を止め、小学校低学年の女の子が飛び入り参加!
シュモクさえつけば、小さな子どもでも実際の掘削を体験することができます。
これを盛大に行うのが、6月2日、3日のミュージアムフェスティバルなのです。

掘り鉄管の中のコシタ(弁)も絶好調!
掘り屑をしっかりため込んで吐き出すことができるので、順調に掘り進んでいます。

5月12日、引き続き残った粘土で掘削!

実はそれまで使っていた粘土をついに全て使い切ってしまい、翌週に納品予定のベントナイトが来るまで、博物館敷地内にあった古民家かまど製作用の粘土ももらう予定が…残念ながら処分された後でした。
仕方なく、前回濃いめに作ったネバ水を再度かきまわして、どうにか掘削続行。

残り少ないネバ水を有効活用するため、いつもと逆向きに掘り屑を吐き出し、再びネバダルの中に戻しています。

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上総掘りチャンネル

袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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