11月の上総掘り技術伝承研究会は、掘削前の準備作業がんばりました♫

2006年、国の重要無形民俗文化財に指定された千葉県上総地域発祥の深井戸掘り工法「上総掘りの技術」。
その技術保持者である鶴岡正幸先生(三代目井戸掘り職人)のもと、技術保持団体に指定された「上総掘り技術伝承研究会」(事務局・袖ケ浦市郷土博物館)。
重機も燃料も使わず少人数で効率よく掘れるシンプルでエコな技術は、今も世界各地で水を得るため活用されています。
その技術を守るため、ボランティアが昔ながらの掘削技術を学ぶ活動の様子をご紹介します☆彡

ドラム缶の「ネバダル」を設置!

秋も深まる袖ケ浦市郷土博物館「水のふるさと」の上総掘り足場。
足場やぐらが完成しただけでは井戸を掘り始めることはできません。
現場整備も、大事な会の活動のひとつです。

まずはメンバー有志が自宅から持ってきてくれたドラム缶を、ディスクグラインダーで半分に切断。
これを、粘土を溶かして井戸孔に入れる器「ネバダル」として地中に埋め込んで使います。

半分に切れたら、もともと石油が入っていたので内側を丁寧に洗浄。
切り口が危ないので金属用やすりで面取りします。
上総掘りで使う全ての道具や木工品、竹の加工品などは、必ず面取りを施して完成させます。
道具を使う人が安全に、効率よく作業ができるよう、どんな時も丁寧に「美しい仕事」をすることが鶴岡先生の教えです。

完成したネバダルを、足場板の下のネバミズダメの一画に半分くらい埋め込みます。

続いて、塩ビ管の口樋を井戸孔の位置へ!

続いて、井戸孔に挿入する「口樋」を作ります。
塩ビ管に、ネバミズが流れ落ちていくための穴を開けます。

ハネギの真下、ネバミズダメの中央にWスコップで穴を掘り、口樋を埋めます。

この口樋の中に掘り鉄管やスイコを挿入し、井戸を掘っていきます。

そして現場水利!

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
現在、モーレツにメンバー大募集中!
見学やお問い合わせはetofumiya●r8.dion.ne.jpまで。
※●は@(アットマーク)

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