亥鼻亭の店頭で見つけた蓮の実甘納豆

千葉市中央区の亥鼻公園内にある茶処「いのはな亭」で、千葉市のマスコットキャラクター「ちはなちゃん」をパッケージにあしらった蓮の実甘納豆を見つけました。

手のひらサイズの袋に、コロンとした蓮の実の甘納豆が10粒ほど入っています。

クセがなく、あっさりとした甘さです。

コロンとした一口サイズの蓮の実甘納豆

いのはな亭のご主人にたずねてみると、千葉市中央公園近くの「榎家」という和菓子店で作っているのだとか。

早速、榎屋へ行ってみました。

榎家の蓮の実甘納豆ラインナップ

千葉市中央公園から国道14号沿いに西へ200メートルほど行くと、すぐに見える赤い軒先が榎家です。

お店に入ると、甘納豆の他にも、ちはなちゃんのパッケージのお菓子が販売されていることがわかりました。

最中とゼリーもありましたよ。

榎家のショーケースには和菓子がずらり

ひょっとして、使われている蓮の実は、千葉市の花「オオガハス」???

店員さんに聞いてみると、これらのお菓子に使われているのは、オオガハスの実ではなく、中国産の漢方薬などに使われている蓮の実だそうです。

オオガハスについて、千葉市のホームページにはこう書かれています。

 昭和26(1951)年、東京大学検見川厚生農場(現東京大学検見川総合運動場)で発掘された古代ハスの実3粒のうち1粒を植物学者大賀一郎博士がよみがえらせました。発掘された実は、今から約2,000年前のものとされています。
 その後、国内・海外の100か所以上に分根され、花の親善大使の役割も果たしています。
 平成5(1993)年には、政令指定都市移行を記念して本市の「市の花」に制定されました。
 毎年6月から7月にかけて、千葉公園などで淡紅色の優美な花を咲かせ、市内外から多くの人が鑑賞に訪れます。

約2000年前の種を発掘して、さらに発芽させるなんて、めちゃくちゃ偉業です!

榎家の外観

榎家では、オオガハスが千葉市の花に制定されたことを受け、蓮の実を使って何かお土産品を作ろうということになり、蓮の実甘納豆の開発を始めました。

国内では実の仕入先が見つからず、中国や台湾で漢方薬として生産され、輸入している蓮の実を使っているそうです。

1週間もの時間をかけて、じっくり作るそうですよ。

同時に大量の砂糖を使うため、近年、原材料が高騰していることで、ちょっと苦しい状況なのだとか。甘納豆を作る途中でどうしても発生する割れてしまった蓮の実を利用して、最中やゼリーなど別のメニューも展開しています。

榎家は明治期に東京で創業。第二次大戦で焼け出され、千葉に店を構えて現在に至ります。

戦前から高度経済成長期にかけて、榎屋のある千葉市中央区中央周辺は「蓮池」と呼ばれ、お茶屋の黒塀が並ぶ華やかな花街が隆盛を極めていました。

蓮に縁のあるまちなんですね。

現在はビルが立ち並び、面影もほとんどないですが、蓮の実を通して「蓮池」を感じられるかもしれません。

榎屋の蓮の実のお菓子は、千葉市の優良観光土産品として推奨されています。

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