ゴミで海亀を作ろう
ビーチクリーンアップで集めたゴミを材料に千葉県外房の海岸に産卵に来るアカウミガメと同じ大きさのオブジェを作るワークショップが開催されます。
ウミガメの浜を守りたい!
撮影 2014年6月16日 一宮町海岸にて
砂浜に転がるプラスチックや発泡スチロール、竹の棒やペットボトル。
海岸ゴミへの関心が高まり、自主的にゴミを拾ったり片づけたりする人が多くなりました。以前よりはかなりゴミの少なくなった海岸ですが、海が荒れた後や、花火大会やお祭りなどの時には、まだこんなゴミがあったりします。
そのゴミをよけるように、海へと続く長く太い線。これは、産卵のために海から砂浜に上がり、卵を産み終えて海へと帰るアカウミガメの歩いた跡です。
海から上がって約2時間、産卵という大きな仕事を終えた後、疲れた大きな体を引きずるように海へと向かうウミガメを邪魔するゴミたち。
約60日後、砂から這い出た手の平に乗るほどの小さな子ガメたちは、こんなゴミを越えて無事に海までたどり着けるのでしょうか。
『ウミガメの浜を守りたい!』
千葉県外房でのウミガメの上陸産卵孵化は例年5月中旬から10月中旬、ウミガメのシーズンを前に一宮町でビーチクリーンアップが開催されます。
<サーフ千葉>ビーチクリーン
このイベントは、千葉県一宮町の海岸通りにある「パタゴニアサーフ千葉店」と「CHP」、アパレルブランド「VOLCOM」、環境NGO団体「JEAN」が協力、今回で11回目となるビーチクリーンアップ です。
5月25日(土)午前10時から、パタゴニアサーフ千葉店からサーフショップCHPの前のビーチを中心に行います。
集合は「パタゴニアサーフ千葉店」で、ゴミ回収場所は、サーフショップ「CHP」です。
クリーンアップtheビーチ ウミガメに乗って
ゴミで海亀を作ろう!
また、<サーフ千葉>ビーチクリーンで拾い集めたゴミを材料に、一宮海岸に産卵に来るアカウミガメと同じ大きさのオブジェを作るワークショップが開催されます。
地元一宮町で、全ての年齢の方を対象に、アートの種まき活動を展開している『たまあーと創作工房』代表で、美術家・美術を通じての“共育”活動をする、 こまちだ たまお先生と一緒にみんなで海亀を作ります。
たまあーと創作工房出張ワークショップ「クリーンアップtheビーチ ウミガメに乗って」は、パタゴニアサーフ千葉店で、同日の午後12時半から2時まで行われます。参加費は無料です。
環境保護活動 国連クリーンシーズプログラム
2020年、東京オリンピックのサーフィン競技会場に選ばれた釣ヶ埼海岸のある一宮町は、国連がプラスチックごみによる海洋汚染の軽減を目的として2017年2月から開始した環境保護活動、クリーンシーズプログラムに、国際オリンピック委員会からのお誘いをいただき、オリンピック機運醸成の一環として本活動の趣旨に賛同し、国際オリンピック委員会とともに参加することを表明しています。
一宮ウミガメを見守る会 渡部
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「千葉県の海岸の砂浜にウミガメが産卵する!!」
って、知ってる?
北太平洋で日本の海岸砂浜は、アカウミガメの唯一の産卵場所で、千葉県の九十九里浜はその北限域に位置しています。
どんな亀?
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今年も来たの?
どのくらい来るの?
子ガメは生まれるの?
そんなウミガメの色々をみなさんにお伝えしたいと思っています!
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