「かいそう」を作ってみた! 正月祝いの郷土料理 千葉県外房地域
「かいそう」とは?
千葉県の外房地域などの郷土料理で、正月祝いに欠かせないと言われる「かいそう」をご存知ですか。
かいそうとは、スーパーなどで販売されている乾物で海藻のコトジツノマタを煮溶かして、羊羹のように型に流し入れ固めたもので、海苔やかつお節をかけ、醤油をたらして食べます。
「かいそう」作りにチャレンジ!
東金市などでお茶や海苔を販売する西川園の「本海藻」のパッケージに書かれたレシピをもとに、かいそう作りにチャレンジしてみました。
まず、50グラムほどの乾燥したコトジツノマタをザルやボウルに開けます。袋を開いた途端に、ふわっと磯の香りがします!!
開けたコトジツノマタを水洗いし、汚れを落とします。
ゴワゴワして硬いコトジツノマタですが、水洗いしているうちに水分を吸って柔らかくなってきます。
ゴミを取り除いたら、1~2センチほどの長さに包丁でザクザク切ります。
切ったコトジツノマタを鍋やボウルに入れ、コトジツノマタが水面に少し出る程度のひたひたの水にひと晩つけておきます。
ひと晩つけた後、汁は捨てずにそのまま火にかけ、煮立ったら弱火にして30分程かき混ぜながら煮とかします。
芯が柔らかくなり、かき混ぜるヘラで鍋底に線を引ける程度のトロトロ状に溶けたら火からおろし、型に流し入れます。
出来上がり!
そのまま置いた状態で、1時間ほどで固まりました。
冷蔵庫に入れ、冷えたら出来上がりです。
好みで青海苔やかつお節、醤油をたらして食べますが、地域によっては、煮とかす時に味付けする場合もあるかもしれませんね。
食感はしんの部分がコリコリとしていますが、とろりとした濃厚な寒天のようです。
味はまさに“海藻”で磯の香りがいっぱい。
苦手な人もいるかもしれませんが、ミネラルやカルシウムなど栄養が豊富で低カロリー。普段の食事に取り入れてもいいかもしれません。

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