千葉市美術館 20周年記念展で再び招聘

曲面の壁に展示された代表作の〈海景〉シリーズ=千葉市中央区の市美術館

 国際的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏の個展が28日、千葉市美術館(千葉市中央区中央)で開幕しました。

 海や劇場を撮影した代表的な写真作品を展示する「今昔三部作」と、古今東西の美術品を独自の感性で組み合わせ、床飾りにした「趣味と芸術―味占郷(みせんきょう)」の2部構成。

 現代美術と古美術の枠組みを横断する杉本氏の作家性を体感できます。12月23日まで。

 杉本氏は1948年、東京生まれ。70年に渡米後、写真作品で国際的な評価を得る一方、ニューヨークで古美術店を営み、古美術品の収集にも力を入れてきました。

 96年の同館開館記念展で杉本氏の写真作品を展示したことから、今回、20周年記念展で再び招聘(しょうへい)したそうです。

杉本博司って? 『第1回イサム・ノグチ賞』を受賞

杉本博司(すぎもと ひろし、1948年2月23日 - )は、東京都台東区旧・御徒町出身の写真家。東京及びニューヨークを活動の拠点としている。作品は厳密なコンセプトと哲学に基づき作られている。8×10の大判カメラを使い、照明や構図や現像といった写真の制作過程における技術的側面も評価されている。

▼第1回イサム・ノグチ賞を受賞

▼第21回 高松宮殿下記念世界文化賞も

▼瀬戸内・直島の「家プロジェクト」に携わる

「生活で培われた日本文化体感を」 内覧会で杉本氏

展示品を解説する杉本氏(右)

 杉本氏は27日に開かれた内覧会に訪れ、「芸術は西洋では至高なもののようだが、日本ではお茶やお花、芝居のように生活の中に溶け込んでいた。生活の中で培われてきた日本文化を体感してほしい」と展示の狙いを話しました。

7階=「趣味と芸術―味占郷(みせんきょう)」

須田悦弘氏の木彫の植物などを組み合わせた床飾り

 7階の「趣味と芸術」は、杉本氏がしつらえた一風変わった27の床飾りが。

 日本の古美術だけでなく、キリスト胸像や焼夷(しょうい)弾の残骸など斬新な組み合わせもあり、作家の独特な感性に触れられます。

 花入れには木彫作家・須田悦弘氏の植物彫刻が飾られ、2人のコラボレーションも見ものです。

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