(写真左から)松島課長、坂本編集長、平澤さん、荒牧編集長

年の瀬も押し迫った12月某日。千葉県内のメディア運営者らが集まり、2017年を振り返る「ちばとぴ!座談会」が開催されました。

参加者は、地域課題解決アプリ「ちばレポ」運営や「ちば市政だより」を発行する千葉市広報広聴課の松島隆一課長、千葉市のニュースサイト「千葉経済新聞」の坂本純子編集長、千葉みなと地区を紹介する情報サイト「ちばみなと.JP」運営の平澤誠治さんの3人。司会として、県内50のメディア・団体・個人が情報発信する「ちばとぴ!チャンネル」の荒牧航編集長が入りました。

人選の関係もあって千葉市の話題が多くなりましたが、色々な角度から盛りだくさんの“千葉ニュース”を振り返りました。ご覧下さい。

加曽利貝塚が「国宝相当」特別史跡に!

司会:あらかじめ皆さんに2017年の三大ニュースを選んでもらっているので、1位から紹介してもらいます。まずは、千葉市広報広聴課の松島課長からお願いします。

松島課長(以下、松島):同率1位で2つあります。まずは加曽利貝塚の特別史跡指定(※1、2)。もう1つは、広報誌「ちば市政だより」の10年ぶりのリニューアル。配布方法も、新聞折り込みから全戸ポスティングに変えました。

※1=加曽利貝塚:千葉市若葉区にある縄文時代の貝塚で、規模は世界最大級。
※2=特別史跡:国が定めた歴史上重要な「史跡」のうち、学術上の価値が特に高く国宝に相当する。

新旧の「ちば市政だより」を手に、リニューアル後の紙面(写真左)について説明する松島課長

松島:加曽利貝塚は、千葉市内で育つと小学校で習って一度は行ったりするんですが、外ではあまり知られていなかった。ここ4年間ぐらい市として集中して活動し、「かそりーぬ」というキャラクターを作ったりして、学術的価値があるとようやく国に認めてもらいました。

2千年間、同じ場所で、ずっと争いもなく暮らし続けていたと。気候も温暖で、昔から暮らしやすいところだったと。広報広聴課としてもかなりプッシュしてきて、ようやく実を結びました。

坂本編集長(以下、坂本):2千年ってすごいですね。貝だけでなく、骨も出てるんですよね。

松島:(貝塚の出土品には)魚の骨とかもあり、何を食べたかも分かる。先日は、30年ぶりぐらいに発掘調査を行い、耳飾りも出てきました。

司会:以前から加曽利貝塚の価値を主張する声は耳にしていましたが、機運が高まってきたということでしょうかね。特別史跡は国宝相当と言われています。元々そういうものがあったわけですからね。

松島:自分の住んでいるまちの歴史を知っているか知らないかで、愛着も変わる。加曽利貝塚では(現在の)博物館施設を移動させて、現地を昔の景観に戻す構想があるとも聞いているので、これからの動きに注目してもらいたいです。

百貨店は「モノからコト」へ

司会:次は「千葉経済新聞」の1位を。坂本編集長お願いします。

坂本:1位は、千葉駅周辺の変遷です。千葉三越の閉店、(千葉駅直結の)ペリエ千葉開業、そして、そごうジュンヌ館の改装。

3月の千葉三越の閉店は(関連記事への)アクセスが多く、衝撃だったと思います。なくなると寂しくて、次は何になるのか。昨年は千葉パルコも閉店して寂しかったが、やっと、9月にペリエ千葉が7階まででき、これに千葉そごうも戦いを挑んで、同じく9月にジュンヌ館をリニューアルした。そごうは、パルコや三越がなくなる中で、デパートを自分たちが守らなければならないという意識があると思います。

ジュンヌ館は「モノからコトへ」を打ち出しています。実は、ペリエも「チバコトラボ」を作って、「コト」を売っている。あそこのすごいところは、スターバックスが入っている(チバコトラボ内の)スペースが、スタバのものではなくペリエのもので、スタバ以外のところで買ってきたものを持ち込んで食べても良いように改革したこと。斬新だと思います。

「千葉経済新聞」の坂本編集長。座談会開催場所になったコワーキングスペース「コトコト」運営も手掛ける

司会:それは知らなかった。確かに入口に「チバコトラボ」とは書いてありますけどね。

坂本:お金を払って来てもらっているコワーキング業界からすると、脅威です。

司会:流れで、この場所の説明をお願いします。坂本さんが運営している、千葉そごうジュンヌ館2階のコワーキングスペース「コトコト」にて、座談会を開催しております。

坂本:「モノからコトへ」と大改装をした千葉そごうジュンヌ館ですが、地元の繋がりが大事なんじゃないかということで、そごうさんに(コワーキングスペース運営実績のある坂本さんたちが)呼ばれました。百貨店も、地元企業を出店させるなどして、まずは足を運んでもらうきっかけ作りに方向転換しています。コワーキングは勉強や仕事の集中スペースですが、(「コトコト」は)百貨店の中にあるので、百貨店の皆さんを巻き込んで打ち合わせや交流に使ってもらいたい。

千葉市役所建て替え計画

司会:では、「ちばみなと.JP」の1位をどうぞ。

平澤さん(以下、平澤):1位は、千葉市役所と千葉銀行本店の建て替え計画が明らかになってきたこと。地域住民としては、巨大な施設がドン!ドン!と建て替わるということで、景観が変わるところがニュースかなと。

司会:千葉みなとエリア内の立地を知らない読者もいると思うので説明しますが、市役所と千葉銀本店は、概ね並んでいると言ってよいですね。

平澤:最近「ちばみなと.JP」では、市役所の(建物の最上階の)出っ張りは何かという記事がバズりました。「ちばとぴ!チャンネル」にも掲載しましたが、「千葉みなとアングラ散歩」というタイトルで。

司会:あの出っ張りは、職員の皆さんは使ってるんですか?

松島:あそこは打ち合わせスペースとして使えるんですよ。元々は喫茶室だった。地下の食堂も面白いですよ。

平澤:単純に、市民の皆さんが、あの出っ張りは何なのかと気にしていたようです。

松島:(出っ張り下の)“首”のところは、かつては電話交換室でした。

司会:へえ!

坂本:(現在の庁舎は)何年に建ったんですか?

松島:1970年。築47年。

「ちばみなと.JP」運営の平澤さん。地元情報はもちろん、ITやサブカルチャーにも造詣が深く、オリジナルキャラクター「チバミナコちゃん」を売り出し中

司会:(市役所新庁舎の設計は)今度は隈研吾さんですよね。

松島:新国立競技場を設計した隈研吾さんです。今度は建物が2つL字型につながって、市民が使えるスペースも多くできると聞いています。

坂本:今の市役所は、レトロで良いですけど、入ってすぐの冷たいガランとした感じが…。

平澤:入って良いのかな?と思ってしまう。

松島:新庁舎は、各課のセキュリティは強化されるが、オープンスペースはたくさんできると思います。

平澤:住民的には、カフェのようなものもできて、くつろげるスペースができると良いです。

「チバニアン」命名内定!

司会:メンバー的に千葉市で盛り上がっちゃいますね。ちばとぴ編集部の三大ニュースも選びました。県内全域に目を向けまして、1位は「チバニアン」(※3)です。市原市ですね。

※3=チバニアン:地球の歴史のうち77万~12万6千年前が「チバニアン(千葉時代)」と命名される見通しであることが、11月に報じられた。

司会:学術的に詳しくは語れませんが(笑)、とにかく地質年代に地名が刻まれるということは、日本では初めてで、数で言うと世界遺産よりレアなんだそうです。

松島:周辺は平日でも渋滞になっているようですね。

坂本:アートミックス(※4)の時に通りました。

※4=アートミックス:市原市で開催されている国際芸術祭「いちはらアート✕ミックス」。

司会:これを今後どう観光地化していくのか、難しいですよね。

松島:そう、長居するところじゃないし。

司会:(「チバニアン」基準地である市原市田淵の地層は)地球のS極とN極が逆になるという「地磁気逆転」の痕跡がある場所だっていうことで、千葉県住みます芸人のうっほさんは「運勢が逆転するパワースポットだ!」と言ってましたよ。「ちばとぴ」に記事書いていました。

松島:うまくいっている人は近寄っちゃいけませんね(笑)。

坂本:何かとひも付けて話題にすると広がるので、知ってもらうのは大事ですよね。

松島:今回は内定だから、今後、正式決定したときと、その後「ゴールデンスパイク」という杭を打つんでしょ? あと2回ピークが来ますよ。

司会:保護のためにガラス張りにした方がよいんじゃないですか。

坂本:対策を考えておかないといけないですよね。

エアレース室屋が連覇!

司会:さて、千葉市広報広聴課は、先ほど同率1位で2つ話してもらったので、「千葉経済新聞」の2位の発表をお願いします。

坂本:2位は、レッドブル・エアレース千葉大会(※5)での室屋義秀選手の連覇です。

※5=レッドブル・エアレース千葉大会:「空のF1」と呼ばれる世界最高峰の飛行機レース。6月、幕張海浜公園で3年連続3回目の大会が行われた。

司会:これも大きかったですね。盛り上がったし。

坂本:盛り上がりました。

松島:千葉大会2連覇の上、世界選手権まで獲って。

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