小湊鐵道の高滝駅

千葉県市原市南部の里山で、現代アートの祭典「いちはらアート× ミックス」(以下、アートミックス)が、5月14日まで開催されています。ちばとぴ!編集部では、エリアごとに5回に分けてレポートします。まずは、高滝エリアについてお届けします。

アートミックスは地域活性を目的に、2014年に第1回目を開催しました。

今回も前回と同様に、廃校やローカル線の小湊鐵道の駅を拠点として7つのエリアで展開。31組のアーティストが参加し、市内小学生の絵画や、伝統工芸品などの展示をする「地域プロジェクト」も開催するなど、積極的な市民参加への取り組みがなされています。

高滝駅でレンタサイクル

高滝驛のレンタサイクル

五井駅から小湊鐵道に乗り約40分で高滝駅に到着します。

このエリアの各会場までは、レンタサイクルを利用しました。

駅前の無人貸し出し所の箱に、料金の100円を入れ、カゴの前に番号の付いた自転車を利用することができます。

貸出時間は、日の出から日没までと曖昧ですが、返却時間について、注意書きには“夏季(6月〜9月)は午後6時、それ以外の時期は午後4時を目安に”とあります。

2~3台の自転車が常備されていますが、ない場合は貸出中です。

楽しい市場「イチマル」

市原湖畔美術館の屋外で開催の「イチマル」

レンタサイクルを高滝神社方面へ10分ほど走らせ、高滝湖に架かる赤い加茂橋を渡ると、このエリアのメイン会場である市原湖畔美術館に到着します。

敷地内に見えるいくつものカラフルな建物が、豊福亮さんによる「イチマル」です。

「イチマル」とは、「市原」と市場の意味をもつ「マルシェ」をつなげた造語で、廃材などで作った9棟の小屋で、豊福さんが声かけした29人の作家らが、作品の販売やワークショップの開催をしています。

妖怪風などにアレンジして描く似顔絵屋や、人気ビデオゲームの「ドラゴンクエスト」風に合成した記念写真を作る写真館など、個性的な店が集まっていますよ。

この日は、布屋に参加している美術講師の高宮さんによる、革の小銭入れなどを作るワークショップが行われていました。出店者と地域の人らが集まって、新たな交流や発見が生まれそうです。

そのほかの各ワークショップの詳細は、公式ホームページに掲載されています。

豊福さんは、IAAES(旧里見小学校)に、教室の壁や天井を世界の名画の模写で埋め尽くした作品「美術室」も展示しています。

かこさとしの里山絵本展

かこさとしの「里山絵本展」会場内

市原湖畔美術館内では、アートミックスと同時に「小湊鐡道100歳企画展」のひとつ、絵本作家、かこさとしさんの「里山絵本展」が開催されています。

かこさんといえば、昨年4月、小湊鉄道沿線をテーマに「出発進行!里山トロッコ列車(偕成社)」を出版しました。

ほかにも「からすのパン屋さん(偕成社)」、「だるまちゃんとてんぐちゃん(福音館書店)」など、子どもたちに人気の絵本で知られています。

この絵本展では、原画や映像作品など約50点と、大きくプリントしたかこさんの言葉も合わせて展示しています。

また、市原湖畔美術館では連動企画として、国際的に活躍するアーティストの大規模個展「カールステン・ニコライ:Parallax パララックス」展や、常設の作品も展示されています。

トーテムポール「出会い」

チェーンソーアート作家の栗田弘武の作品「出会い」

市原湖畔美術館から約2キロメートル離れた体験農園施設「やもかのなかま」会場には、チェーンソーアート作家の栗田宏武さんによる6つのトーテムポールの作品「出会い」が、展示されています。

レンタサイクルで鶴舞馬来田停車場線を、市原鶴舞バスターミナル方面へ約20分ほど走り、到着しました。

会場にスタッフは不在で、来場した人を迎えるのは、机に乗ったカウンター。「カウンターを押してね!」とメッセージが貼られていました。

「出会い」は、2014年開催のアート× ミックスで、農園の奥の立木で制作された馬や人の顔のトーテムポール。継ぎ目のない鎖が印象的な作品です。

地場野菜の「農家のピッツァ」

レストラン「Pizzeria BOSSO」の「房総農家のピッツァ」 1900円(税抜)

市原湖畔美術館には、レストラン「Pizzeria BOSSO」が併設されています。

人気メニューは、旬の地場野菜が味わえる「房総農家のピッツァ」。この日は、かぶと山菜のたらの芽、かんぞうを乗せた春を感じさせる一品でした。

ピリリと辛味の効いたチリオイルと、スパイスをかけて食べます。1枚で1~2人分、1900円(税抜)です。

15日からは新タマネギ、5月からはタケノコを使ったピザが登場します。

作品鑑賞パスポート、交通機関について

◼︎作品鑑賞パスポートについて

作品鑑賞パスポートを利用することで、期間中、全作品を鑑賞することができます。大人1 人1枚2000円、高校生以上の学生は1000円、中学生以下は無料で、1会場1回の入場ができます。パスポートを使わずに個別での鑑賞も可能です。

◼︎交通機関について

公共交通機関を利用する場合、内房線の五井駅で小湊鐵道へ乗り換え、各エリアの最寄り駅か、無料周遊バスの発着駅で降ります。小湊鐵道では、乗り降り自由の1日フリー乗車券(1800円)が販売されてます。小湊鐵道では、ICカードが使えないことに留意しましょう。

小湊鐵道の上総牛久駅と里見駅を発着とした無料周遊バスを利用することもできます。平日は1ルート、土・日・祝日は3ルート運行しています。

マイカーの場合は、会場周辺など10か所の無料駐車場を利用することができます。駐車場にマイカーを停めて、小湊鐡道線や無料周遊バスを利用することも可能です。

今回紹介したレンタサイクルは、高滝駅のほか、養老渓谷駅など5か所で利用できます。

作品鑑賞パスポートの販売窓口や、交通機関についての詳細は、公式ホームページで確認できます。

公式ホームページで確認しよう

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