「200人の生徒たちが居た福島のある学校。現在、戻ってきた生徒は6人」

ゴールデンウィークの真っ只中、君津市大和田グランド(株式会社新日鐵住金)に集まったサッカー少年たちは、大会を主催するNPO法人ツークンフトロカールの理事長 大田原邦彦氏の言葉に一心に耳を傾けた。

企業と地域の支援によって実現した、広域連携プロジェクト

5月3日と4日に開催された「げんKIDS! MBS CUP in 千葉君津」は、福島県で3.11に被災した子供達と共にスポーツを通して復興支援に取り組むクラブチームによるジュニアユースサッカー大会。千葉県内のチームと合流して2日間に渡って中学1年生と2年生が熱戦を繰り広げた。

参加したのは福島県のいわき古河FC、東京都清瀬市を拠点とするのFC Consorte、そして千葉県から暁星国際中学、VIVAIO船橋、トレサージャFCの計5団体。約120名が君津市大和田にあるグランドに集合。

今回の大会開催における特徴は、広域にまたがる複数の団体やボランティアがタイアップして実現しているというところ。

主催したNPO法人ツークンフトロカールは、スポーツや文化を通じて被災地に「日常を取り戻す」ための様々な活動を展開している。

また、大会を運営した株式会社パラディボーレは、「マケルモンカ!! 福島復興大会」や今回の「げんKIDS!」など、様々な企画を通して広域連携で復興支援に取り組む。

こうした活動に対し、新日鐵住金君津製鐵所の有志が力を注ぎ、本大会が実現した。また、宿泊や会場設営においても地元の多くの個人・団体が支援。企画が立ち上がってから約2ヶ月という異例のスピードにて、観光シーズンでもあるグールデンウィーク中の開催にこぎつけた。

君津市体育協会も後援。池田健司理事長は参加者に向けて千葉県のスポーツ・プロジェクトを紹介するとともに、「君津市はスポーツを愛する人をどんどん受け入れているのでぜひ声を掛けてほしい。できる限り協力していく」と語り、各チームのキャプテンと熱い握手を交わしてエールを送った。

大会関係者は「こうした取り組みを通じて、復興支援と子供達の健全育成、そして地域経済の活性化を実現して、関わる全ての人が幸せになれるようなプロジェクトに成長させていきたい」と抱負を語っている。

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