12月10日の活動報告より→引き続き挽回作業!

12月10日(土)は、袖ケ浦市郷土博物館の掘削現場に鶴岡先生はじめ5名が参加。
好天ですが風が強く、足場周辺は池を渡ってくる冷たい風が吹き付け、大変な寒さでした。

朝、ネバミズダメにネバを張る前に、Tさんからネバではなく井戸水を入れた方が良いのではないかと提案。
石油井を機械で掘削する時の事故とその対策からアドバイスもいただきました。
6月頭に取られた2本のスイコに、粘土が積もってしまうことで余計に抜けなくなるのでは…と鶴岡先生に相談。
しかし素掘りで手掘りの上総掘りの場合、何をするにもネバなしに作業はできない、粘土が積もることよりも孔壁が崩れるのを抑えながら全ての作業をしないと、という結論に達しました。

先週の続き→そっちじゃない&やっぱり外れなくなる!

引き続きネバミズを入れながら、先週と同様にマワシコミを下ろして、竹ヒゴの長さぶん下ろしきったところで、右に回転させて3本目の竹ヒゴを引っ掛けようと試みました。

程なく引っかかったのですが、先週は最初にとられた普通のスイコが埋まっている方の竹ヒゴだったのが、今週は2番目にとられた細スイコの方の竹ヒゴに引っかかりました。
すぐに外そうと試みますが、やはり節と節の間だけ動き、すぐに上下の節のどちらかに食い込んで動かなくなってしまいます。
埋まった2本の竹ヒゴは自由に動くようにして、マワシコミが外れなくなるたび左右にずらすなど工夫しました。
ゴムハンマーとシュモクで動かしながら振動を加え、ようやく外れたところで午前中の作業を終えました。

「つ」?「し」?「J」?いや、マワシコミ…交換→今度は全く引っかからず!

お昼休みを挟んで、午後はマワシコミを変えてみることにしました。
前回から舌の長いマワシコミのせいで、引っかかってほしくない2本にはまって外れなくなるのを繰り返しているので、本来の用途ではないのですが外れやすさを重視。
プレハブ内にあった、舌が短く角度が広がっている別のマワシコミを使うことにしました。

舌の短いマワシコミを下ろしたところ、今度は全く引っかからなくなり、足場板の上に椅子を乗せて、腰かけて地道にマワシコミを回転させます。
また、もっと深い場所に下ろした方が3本目に引っかかるのでは?と考え、プレハブ倉庫から竹ヒゴを1本補充し、帰る時に井戸孔に下ろして水に浸けておき、次回四つ割で継ぐ予定です。

あまりにも風が冷たい上にあまり体を動かさない作業が続き、少し早めに午後3時前に片付けを始めました。

期せずして、この日が2015年の仕事納めに…

年末に向けて参加できないメンバーが多いため、少し早いのですが今回で年内の仕事納めとしました。
次回(来年)まで間が空くので、現在使用している竹ヒゴが乾燥しないよう井戸孔の中に下ろしたために、見た目的には恐怖の4本差しとなっています(汗)。
新年を迎えるにあたり、少々丁寧に掃除と片付けをして解散としました。

2017年も上総掘り技術伝承研究会をよろしくお願いいたします★彡

年明けは、まず良質な粘土の入手と竹取り・竹ヒゴ制作、また限界を迎えている足場丸太の新調など、検討事項が山積しています。
粘土や竹の提供者を探すこと、さらに3本の竹ヒゴが上がらなかった場合の最終手段をどうするか、そして一般を集めての体験学習の再開など、来る2017年にもやりたいことがどっさり。皆さんで一緒に考えて、来年も笑顔で現場に集えますように。

今年1年、お疲れ様でした。
来年もよろしくお願いいたします。

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袖ケ浦市郷土博物館に拠点を置き、国指定の重要無形民俗文化財に指定された「上総掘りの技術」の技術保持団体である「上総掘り技術伝承研究会」と、技術保持者である3代目・井戸掘り職人の鶴岡正幸がお送りする、上総掘りのお知らせチャンネルです。
千葉県の上総地方で誕生した伝統的な手掘りの深井戸掘り工法「上総掘り(かずさぼり)」。少人数の人力だけで、重機や電力を使わずに数百mの深さまで井戸を掘ることができるこの技術で、かつて新潟の油田や別府温泉なども掘られました。
現在では水不足に苦しむアジアやアフリカ諸国で、上総掘りの技術を活用した支援や国際交流を行う事例が増えています。
当会でも年に2回、JICAつくばセンターから海外の土木・治水系省庁の職員らを対象に、上総掘りの掘削体験と見学ツアーを受け入れています。
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